日本政府は17日から3日連続で、韓国政府に対して慰安婦問題や韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)をめぐり、抗議や申し入れを行った。対北朝鮮で日米韓の連携が重視される中、日替わりで日本の神経を逆なでするような韓国の対応に政府内では不満が強まっている。 菅義偉官房長官は19日の記者会見で、韓国と北朝鮮の南北選手団が8月のアジア大会での竹島を描いた統一旗の使用をアジアオリンピック評議会に申請する方針であることについて「竹島の領有権に関するわが国の立場に照らして受け入れられず、極めて遺憾」として、強く抗議したことを明らかにした。アジアオリンピック評議会などにも適切な対応を求める考えだ。 政府は17日には韓国側が18~19日に実施した竹島周辺海域の定例合同訓練に抗議し、訓練中止を求めた。 18日にも、韓国の康(カン)京和(ギョンファ)外相が慰安婦問題を国際社会で人権問題として位置づける計画を準