「私たちを責めないでください」。京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」のLINEに、京都市内のドラッグストアに勤める50代の女性から、そんな悲痛なメッセージが寄せられた。マスクの在庫がないのに「本当はあるんじゃないの?」と来店客に疑われたり、トイレットペーパーの購入個数を制限すると「何でだ」と問い詰められたりして、従業員が疲れ切っているという。取材に応じた女性は「店内が殺伐としている」と職場の厳しい実情を語った。 【写真】店員が感染した店の張り紙には... 女性はパート従業員。勤務先の店舗は、常連客と従業員が日常的に会話を交わすアットホームな雰囲気といい、女性は仕事にやりがいを感じていた。 異変が起きたのは中国での新型コロナウイルスの感染拡大が報じられ始めたころ。マスクの売れ行きが伸びたかと思うと、あっという間に品切れになった。 女性は「マスクは入荷未定と掲示していても、『まだ入らないの