米Qualtricsの日本法人であるクアルトリクスは2023年2月17日、「2023年従業員エクスペリエンストレンド」を発表した。調査では、仕事に対する熱意を失い、与えられた以上の仕事をしないが会社を辞めるつもりはない「静かな退職」と呼ぶ状態の社員が、日本において15%いることが明らかになった。 クアルトリクスは静かな退職状態にある社員について、40歳、50歳代の中堅社員が多いと分析。同社ソリューションストラテジーの市川幹人シニアディレクターは「静かな退職状態にある社員は管理職ではなく、最低限のことをやって給与をもらいたいという一般社員が中心である」と説明する。会社に貢献する意欲が弱い一方で、継続して勤務を続けたい意向は高いことが特徴である。