ブラジル・サンパウロ州の州都サンパウロ(2023年8月23日撮影)。(c)Nelson ALMEIDA / AFP 【9月5日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)州で新たに導入された電子教科書が、実際には海から車で1時間ほどの距離にある州都サンパウロを海沿いにあると紹介するなど記述に多数の誤りがあることが判明し、裁判所が使用停止を命じる事態になっている。 問題の電子教科書は州内の高校向けに導入されたもので、公立高校の教師らから間違いを指摘する声が上がっていた。 サンパウロの裁判所は4日、州政府に対し、「内容を見直し、教育省の定める水準に見合うまで」教科書の使用を停止するよう命じた。さらに48時間以内に使用を停止しなかった場合、1日当たり1万レアル(約30万円)の罰金の支払いを求めた。 問題の電子教科書はほかに、汚染された水がパーキンソン病やアルツハイマー、うつの原因だとする
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