学生の進路の相談やスタートアップするべきかどうかなど、意思決定に関する相談を時折受けます。そんなとき質問に対する答えとしては What ではなく How、つまり「どういう風に考えれば良い意思決定ができるか(あるいは悪い意思決定を避けることができるか)」を答えることが多いです。もちろん私個人の意見を求められてるときは別ですが…。 理由としては、私よりも相談相手の方が持っている情報量が多いときには、どちらかというと方法論的なサポートのほうが効果的だと思われるためです。特に人には様々な認知バイアスがある割に、認知心理学等の知見を使った意思決定の方法論はあまり広く認識されているわけではありません。 そんなとき学生に紹介する意思決定のためのツールセットは、経営者やマネージャの仕事にも使えるものではないかと思います。というのもマネージャの仕事の多くは意思決定だからです。特にスタートアップの経営者やマネ