家族が大けがをしたとする。あなたは救急車を呼ぶだろう。ビギナーにとっては救急車さえ来ればひと安心だと思うかも知れない。実際は、全然そんなことはない。今日は救急車体験豊富(?)な私が、救急車の呼び方、救急車の乗り方について5回に分けて書いてみる。 ■ まず119に電話をする 119に電話を入れる。「こちら119です。消防ですか?救急ですか?」と聞かれる。 慣れてないと極度の緊張と不安から「小房ですか?九級ですか?」に聞こえて何のことだか戸惑うかも知れないが(そんな奴は居ないか..)、背筋を伸ばして「救急です」と言い、患者の様態について話そう。このとき、慣れていないと長話をしてしまいがちであるが、電話の受け付けの人は、何人手配すれば良いかだとかどんな救命装置が必要かなどを簡単に判断するだけである。余計なことを言うと時間の無駄である。 しかし、ここであなたが説明に失敗すると「タクシーでも呼んで、