本をまとめた豊島美雪さん(中央)ら=大阪市北区 「チャチャッとすませる」「ドン突きを曲がる」――。オノマトペ(擬音語・擬態語)が飛び交う関西人の会話を面白おかしく紹介した本が、話題を呼んでいる。図や写真をカラフルに使って言葉を解説し、語感の広い関西弁の魅力を発信している。 「キュッと曲がって90度!」と題した本をまとめたのは、「こそっと関西オノマトペ研究会」。代表を務めるラジオパーソナリティーの豊島美雪さんはアナウンサー時代、人気クイズ番組「パネルクイズ アタック25」で長らく問題を読み上げた。オノマトペを使わない淡々とした読み方をするうちに、日常会話ではむしろ欠かせないものと気づいた。以来、自分の話すオノマトペに興味を持った。 本では、関西独特の言い回しを挙げて、それぞれの意味や背景をユーモラスに説明している。 例えば「ドバッと」はどれくらいの量なのか。天神橋筋商店街(大阪市)で