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ブックマーク / masahiroito.hatenablog.com (5)

  • 王将戦の棋譜利用ガイドライン - Footprints

    王座戦に続いて,王将戦の棋譜利用ガイドラインが公表された。 www.shogi.or.jp リンク先のページには,王座戦,王将戦の棋譜利用ガイドラインがそれぞれ掲載されている。 そもそも,棋戦ごとに利用条件・範囲が異なるという時点で,ファンによる利用を阻害していることになるが,その点は措くとして,具体的な条件を見ていくことにする。 なお,相変わらず棋譜の法的性質(著作物性等)や,許諾の根拠等についての疑問はあるが,エントリでは取り扱わない。 定義 そもそも何が対象となるのか。 棋譜 対象となる「棋譜」とは,王座戦では, 公式記録に基づいて指し手進行を再現した盤面図(静止画・動画を問わず)、および符号・記号による「指し手順の文字情報」を含めて「棋譜」と言います。 王将戦では, 公式記録に基づいて公式戦対局の指し手進行を再現した「盤面図」(静止画・動画を問わず)、および、符号・記号による「指

    王将戦の棋譜利用ガイドライン - Footprints
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2020/12/17
    杉村弁護士の総論的概括と合わせて読むべき、伊藤弁護士(伊藤匠四段の父君)の詳細分析。
  • 棋譜データは「限定提供データ」として保護されるか - Footprints

    先日,将棋連盟からこんなリリースが出された。 www.shogi.or.jp 棋譜の法的保護 公益社団法人日将棋連盟と各社が主催する棋戦で作られる棋譜は両者の共通の財産であり、棋譜の無断使用は両者の財産を損なう恐れがあります。 従前から棋譜の法的権利には様々な議論があったところだ。しかし,棋譜そのものに著作権を認めることは困難であることは,過去に検討したところでもある。 masahiroito.hatenablog.com そのためか,上記の連盟のリリースでも「共通の財産」といったような抽象的な表現にとどまっている。著作権あり,と宣言することには躊躇したのだろう。 とはいえ,有償で配信されている棋譜を,そのままYoutubeなどで転載したりすることは不法行為になる可能性があるということを指摘したことがある。 www.itmedia.co.jp 債権侵害となって不法行為になり得るとはいうも

    棋譜データは「限定提供データ」として保護されるか - Footprints
  • 不正対局問題3 - Footprints

    第三者委員会の報告書(概要版)が1月13日に公表された。 報告書はこちらからダウンロードできる。 https://www.shogi.or.jp/news/2017/01/post_1496.html そもそも,このエントリのタイトルは,「不正対局問題」や「スマホ不正利用疑惑」などではなく,「濡れ衣処分問題」「不当処分問題」などとすべきかもしれない。そう思わせるような内容だった。 この報告書の内容もさることながら,公表後に,ドラフト版もネットから閲覧可能な状態になっていたことや*1,谷川会長の辞任が発表されたりするなど*2,相変わらず混乱が続いている。谷川会長の辞任は残念というほかないが,外部理事の積極登用も含めた体制の拡充を期待したい。今のところ,佐藤康光棋士会長が会長になるという線が有力のようだ。しかし,言うまでもなく佐藤九段はトップ棋士の一人だし,対局と運営の二足の草鞋が容易ではない

    不正対局問題3 - Footprints
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2017/01/30
    “対局自体の価値は否定されないとしても,その勝者が「取材に応じたことで迷惑をかけた」の一言のお詫びだけで竜王に就位し,賞金を得てしまうことについては強い疑問を抱かざるを得ない”
  • 不正対局問題 - Footprints

    私が将棋に関心を持ってから8年くらい経つが,かつてないほど将棋界が揺れている。 竜王戦の挑戦権を獲得した三浦九段が,対局中にスマホを操作するなどして将棋ソフトを利用したという不正の疑いがかけられ,挑戦権を喪った。 竜王戦は,将棋界の7大タイトルの中でも名人戦と並ぶ最高峰のタイトル。挑戦権を得た三浦九段はA級棋士で,まぎれもないトップ棋士の一人。まさかそんなトップ棋士が不正をするわけがない・・と,将棋ファンに衝撃が走った。 日,ようやく但木元検事総長を委員長とする第三者委員会が発足して格的に調査を開始することが公表された段階であり,当に三浦九段が不正を働いたかどうかは明らかではない。そもそも,調査にも限界があるだろうし,私は,三浦九段が不正を働いていたかどうかにはあまり関心がない(不正をしていたのだとすれば残念だが)。 何より,この一連の騒動における連盟の対応が残念だと感じている。 A

    不正対局問題 - Footprints
    BigHopeClasic
    BigHopeClasic 2016/10/28
    伊藤弁護士のお子さんは中学2年の伊藤匠初段。
  • 棋譜の著作権 ネットなどで出回り問題に - Footprints

    将棋の話題ではなく,囲碁のニュースだが,棋譜に関わる著作権という意味では問題は共通する。 http://mainichi.jp/enta/shougi/news/20110315dde012040011000c.html 上記の記事によれば, 「困ったものですね。どう対処したものやら」。囲碁の総山である日棋院(東京都千代田区)の一室。幹部の一人は、1枚のCD−ROMを手に、嘆いた。このCD−ROMは、江戸時代から現在までに至る棋譜を約6万局集録。世の中に存在する公式戦の全棋譜といってもいい膨大な量で、初手から対局を再現することができる。日棋院のまったく知らない間に制作され、ネット上で販売されていたという。 とある。将棋連盟,日棋院らは,棋譜は対局者の共同著作物という立場をとるが,法的に確立した解釈ではない。著作権分野で有名な福井建策弁護士の解釈は原則として著作物に「当たらない」とい

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