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ブックマーク / bijutsutecho.com (7)

  • 学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」

    学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」1月9日に岡山県立美術館で行われた前代未聞のイベント、美術館学芸員によるラップバトルトーナメント。開催前から話題をさらっていたこの試みを、同じ岡山県内にある大原美術館で学芸統括を務める柳沢秀行が振り返る。 文=柳沢秀行(大原美術館学芸統括) 私も、美術館やアートを世の中に近づけるための活動を、かなりアレコレとやってきたつもりだが、年末にこの企画を知ったときには、正直びっくり! &にわかには信じ難かった。 まず、岡山県立美術館(以後、県美)の主催事業であること。私の実家(最初に10年務めた館)であり、我が身のやったことを振り返っても、それほど硬い館だとは思わってはいないが、逆に「いきなり、これやる!」というのが偽らざる心情。 次なる理由が、あの県美の200席を超えるホールのステージ上で、作品への愛をラップで語るスキル&度胸がある学芸員が

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    Bioegg
    Bioegg 2023/01/13
  • 博物館法よ、お前もか。

    博物館法よ、お前もか。2月22日、博物館のあり方を定義する「博物館法」の改正案が閣議決定された。博物館への登録要件を緩和するかたちとなった今回の改正の問題点を、博物館法が専門の名古屋大学教授・栗田秀法が指摘する。 文=栗田秀法 文化文化観光施設へと突き進む博物館 保存から活用へと大きく舵を切った文化財保護法改正が、「稼げない文化財は存在意義がないのか?」などの議論を巻き起こしたことは記憶に新しい。進め方に性急感の否めない今回の博物館法改正も官邸主導のものであったことが判明し、博物館法の目的に社会教育法に加え「文化芸術基法の精神に基づく」ことが定められるほか、博物館の事業に「地域の多様な主体との連携・協力による文化観光、まちづくりその他の活動を図り地域の活力の向上に取り組むこと」を努力義務として追加するのだという。「文化の振興を,観光の振興と地域の活性化につなげ,これによる経済効果が文

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    Bioegg 2022/02/23
  • 草間彌生がある医師に贈った11点の作品が競売に。合計予想落札価格は10億円以上

    草間彌生がある医師に贈った11点の作品が競売に。合計予想落札価格は10億円以上2019年に逝去した医師・廣瀬輝夫に対し草間彌生が贈った11点の作品が、5月12日にボナムズでオークションにかけられることがわかった。合計予想落札価格は10億円以上となっている。 廣瀬輝夫と草間彌生 Courtesy of Bonhams 草間彌生の生涯の友人であり、2019年に逝去した医師・廣瀬輝夫。その草間彌生コレクションから、これまで一度も公開されたことのない作品がオークションハウス「ボナムズ」で競売にかけられる。 草間と廣瀬はともに1950年代に日から渡米。60年代、草間は治療のために廣瀬を訪ね、安価もしくは無料で治療を受けていた。その感謝の意を示すため、自身の作品を廣瀬に贈ったという。 草間彌生 Mississippi River 1960 Courtesy of Bonhams草間彌生 Hudson

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  • 「架空の歴史」をつむぐ肖像画 現役藝大生・太田剛気の初個展

    「架空の歴史」をつむぐ肖像画 現役藝大生・太田剛気の初個展架空の国家の歴史をテキストと絵画で表現する、東京藝術大学2年生の太田剛気の初個展が、ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエで開催されている。会期は4月9日まで。 太田剛気 四峰隆満(585〜660) 2017 キャンバスに油彩 アニメ絵風のフラットな塗りで描かれた中年男性の肖像画。そこに描かれているのは、作者の想像によってつくりだされた架空の国の政治家たちだ。 作者の太田剛気は、1991年東京生まれ。現在、東京藝術大学絵画科油画専攻の2年生で、今回が初の個展となる。中学時代から、趣味として架空の国家の政治史を文字で書き続け、時折そのなかの重要人物を「キャラクター」として描いてきた。 展では、近現代の日をモデルとした架空の国家「皇州」の歴代内閣のひとつ、「四峰隆満内閣」に関するテキスト及び絵画を「資料」として展示する。10年以上

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    Bioegg 2020/08/16
  • 雑誌『美術手帖』の2019年分バックナンバー、期間限定で全ページを無料公開中。「100年後の民藝」特集や「塩田千春」特集も

    雑誌『美術手帖』の2019年分バックナンバー、期間限定で全ページを無料公開中。「100年後の民藝」特集や「塩田千春」特集も雑誌『美術手帖』の2019年分のバックナンバーを全ページ無料公開。閲覧期間は6月14日までとなっているので、この機会をお見逃しなく(6月15日追記:無料配信は終了しました)。 イメージ画像 6月15日追記:無料配信は終了しました 雑誌『美術手帖』が2019年に刊行した全6号分のバックナンバーを、5月15日〜6月14日の1ヶ月間限定で全ページ無料公開。 外出自粛により、オンライン学習や休日を自宅で過ごす時間が増えたいま、美術館や図書館に行く機会も減っている。自粛要請の緩和や解除される地域も次第に増えていく兆しがあるものの、展覧会やギャラリーへのアクセスは依然としてこれまで通りではない。こうした機会に、『美術手帖』を通じて自宅でじっくりとアートに触れてほしい。 2019年2

    雑誌『美術手帖』の2019年分バックナンバー、期間限定で全ページを無料公開中。「100年後の民藝」特集や「塩田千春」特集も
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    Bioegg 2020/05/16
  • ひろしまトリエンナーレ、空中分解へ。総合ディレクターが辞任し緊急声明を発表

    ひろしまトリエンナーレ、空中分解へ。総合ディレクターが辞任し緊急声明を発表今年初の開催を予定している「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」で、総合ディレクターの中尾浩治が辞任。緊急声明を発表した。 「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」のロゴマーク 総合ディレクターが抗議の辞任。新設される「アート委員会」とは? 今年9月12日〜11月15日の会期で予定されている広島県初の大規模芸術祭「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」で、総合ディレクターの中尾浩治(アート・マネジメント・しまなみ代表)が3月31日付で辞任、緊急声明を発表した。 同芸術祭をめぐっては今年3月、実行委員会や企画部会とは別に、展示内容を事前選定する検討委員会設置の方針を県が表明。美術界からは「検閲に当たるのではないか」として大きな反発が起こっている。中尾の辞任と緊急声明は、こうした県の

    ひろしまトリエンナーレ、空中分解へ。総合ディレクターが辞任し緊急声明を発表
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    Bioegg 2020/04/10
  • 盗難相次ぐバンクシー作品。ストリートアートはどう守られるべきか?

    盗難相次ぐバンクシー作品。ストリートアートはどう守られるべきか?2019年1月、同時襲撃事件の現場でもあるパリの劇場「バタクラン」に描かれた、バンクシーの犠牲者追悼作品が何者かによって盗まれた。9月には、ポンピドゥー・センター近くの路上に残されたバンクシーのネズミの絵の盗難も発覚。バンクシー作品の価格高騰とともに、各地でそのストリートアートの盗難が相次いでいる。作品/落書き、プライベート/パブリック、違法/合法など様々な論点を有するストリートアートは、どのように守られる/守られないべきなのか? 著書『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』を刊行した吉荒夕記が、バンクシー作品を例にストリートアートとの向き合いかたを論じる。 文=吉荒夕記 バンクシー メトロポリタン警察に歓迎されるバスキアの肖像(通称) 2018 ロンドン、バービカン地区 撮影=筆者 2019年9月、パリの現代美術館ポンピドゥー・

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    Bioegg 2019/10/20
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