消費インサイド 今の世の中、いったいどんな商品やサービスが流行っているのか? それを日々ウォッチすることは、ビジネスでヒントを得るためにも重要なこと。世間でにわかに盛り上がっているトレンド、これから盛り上がりそうなトレンドを、様々な分野から選りすぐってご紹介します。 バックナンバー一覧 TwitterやFacebookなど、私たちの周りで急速に普及しつつある「ソーシャルメディア」。そんな中、一風変わった「Cheerz」(チアーズ)というソーシャルメディアサービスが公開された。 「Cheerz」の最大の特徴は、「ソーシャルレイヤー」という概念を用いている点。聞き慣れない言葉だが、特定のサイトに縛られることなく、ネット上の全てのサイトで様々なコミュニケーションを愉しむことができるというものだ。 「従来は、同じサイトを見ている、もしくは見ていたユーザーがいるにもかかわらず、その人たちの存在を知る
外部へのマーケティング手段や消費者との直接的なコミュニケーション手段として、企業がツイッター(Twitter)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使うケースが増えている。 今回は、プライベートなSNSを社内で活用する意味について解説したい。 数カ月前、都内で盛大に行われたセールスフォース・ドットコムのイベントの目玉は、プライベートSNSの「チャター(Chatter)」だった。同社は、自社の活用事例を掲げて、チャターを至るところで紹介している。日本でも発表後3カ月で2万社に導入されたという。 ツイッターユーザーの方だと理解が早いと思うが、プライベートSNSというのは、簡単に言うと、社内、グループ内、チーム内の社員たちが「つぶやく」ことによって成り立つ情報共有の形態である。 営業活動は止まることなく動いている 筆者は長らく営業支援のコンサルティングに携わってきたが、営業部隊
本コラムでは、ネットワークの新しいテクノロジや考え方に注目する。注目するテクノロジへの、企業の新しいスタンダードとして浸透していくことへの期待を込めてコラムタイトル「ものになるモノ、ならないモノ」にした。 第1回目は、グループウェアやナレッジマネジメントツールの土俵に上がってきた「社内ブログ」にスポットを当てたい。(編集部) 連載目次 社外向けのPR利用でのビジネスブログ 「ビジネスブログ」という言葉を聞いてまず思い出すのが、企業が自社商品などの宣伝のために公開するブログであろう。個人ブログのブームに呼応するかのように、いまでは企業も、先を争うようにブログを構築して「SEO的にバッチリ」「低コストの割にはアクセスを稼げる」「コメントやトラックバックで生の声が集まる」「掲示板と違って荒らし行為が少ない」などのメリットを声高にうたい、ちょっとしたブームの到来だ。そして、ホリエモンで一躍市民権を
1 2 3 自主参加のSNSでは不十分? P&Gイノベーションネットの問題解決力 「Connections are in our blood」 (つながることは我々の血に流れている)と、2007年までプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)のコーポレートR&D上級副社長を務めていたNabil Y. Sakkab氏は言う。 この台詞ほど、「コネクト・アンド・デベロップ」という戦略が同社にもたらした効果をうまく説明している言葉はないだろう。コネクト・アンド・デベロップとは、社内外とのコネクションを活用して、想定を越えた技術を開発することでイノベーションを起こそうというアプローチである。 名経営者とうたわれるアラン G.ラフレイが2000年に最高経営責任者(CEO)となってからのP&Gの業績はめざましい。2001年度の売上3兆9224億円、当期利益2612億円から2008年度には売上8兆3
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