6日のオリックス戦(ヤフオクドーム)の九回、一塁手のソフトバンク・内川聖一外野手(35)が突然、左翼を守った。2年ぶりの外野だった。ポストシーズンへの備え? 工藤公康監督(54)は「考えます」と茶を濁したが、答えはノー。真相は、二塁から一塁にまわった明石健志内野手(31)への首脳陣の配慮だ。 これで、明石は残り1試合で一塁を守れば、一塁での出場が「72試合」になる。全143試合の半数以上で、ゴールデングラブ賞の権利を手にする。この時期、タイトルはもちろん、規定打席や出場試合数も考慮した起用は恒例だ。コーチが細かい数字を計算し、監督もすべて把握している。本職は二塁の明石は、内川の故障離脱後に一塁に定着した。「1番」に座り、堅守でも優勝に貢献した選手に、個人賞の権利を与えたいという意向は理解できた。 本人は「うれしいけど、自分ではそこまで考えていない。勝つためにやっているんだから、結果的に守れ
日本一奪回へ向けCSへ準備するチームとは別に、ソフトバンク牧原大成内野手(24)は来季へ向け黙々と準備をしている。6月末に右肩を痛めリハビリ組へ。7日も福岡・筑後市のファーム施設で汗を流した。 ノックでゴロ捕球をしても、まだ投げられない。「秋のキャンプで投げられればいいんですけどね。今季は優勝にも貢献できず、悔しかった」。背番号を「69」から「36」に変えた今季は俊足にパンチ力のある打撃で、首脳陣からも期待は高かった。パ・リーグを独走し優勝した今季も二塁のレギュラーは固定できなかった。明石、本多、川島、高田、川崎とライバルは多いが、内野、外野のユーティリティーとしても牧原の入り込む余地は十分ある。 今年、私生活では離婚もした。「今年はいろいろありました。来年はしっかりプレーしたいですね」。ゼロからの再出発で、来季は必ず1軍復帰してみせる。
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