泉屋懐古館分館で「高島屋史料館所蔵名品展」を観てきました。僕が行ったのは8月9日の日曜日、約半月前のことです。「前期展示」にあたるわけです。従ってチラシの右にある竹内栖鳳の「アレ夕立に」や、横山大観の「蓬莱山」「神州霊峰図(蓬莱山)」は、残念ながら観ることができませんでした。「高島屋史料館名品展」、名前がいいじゃないですか。「洋画」と「日本画」、それぞれ別室となっています。僕は始めて観るものばかりです。 洋画の部屋では、突き当たりにドーンと岡田三郎助の2点が並んでいました。さすがは「高島屋」、「東京日本橋店」が真っ先に眼に入りました。昭和8年の東京日本橋店開店時に描かれたという。最近、重要文化財に登録されました。お隣は「支那絹の前」、お顔は下ぶくれのいかにも日本の女性、当時の高級百貨店の裕福な顧客のお嬢様か?若くてもその着物姿は堂々たるものです。描かれた着物の文様は、浮き上がって見えます。