関連キーワード Linux | セキュリティ | 仮想化 | 脆弱性 | Docker コンテナ管理ソフトウェアの「Docker」でも利用されている、オープンソースのコンテナランタイム(コンテナの実行に必要なソフトウェア)の筆頭格「runc」に重大な脆弱(ぜいじゃく)性「CVE-2019-5736」が見つかった。runcの開発者は2019年2月にこの脆弱性に対するセキュリティ情報とパッチを公開した。 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、攻撃者自身がアクセス権限を持つコンテナを経由して、そのコンテナが稼働するホストシステムにおいて「root」などの管理者権限を取得できるようになる可能性がある。攻撃者が管理者権限を取得すると、システムに対する重要な操作が可能になってしまう。 こうしたコンテナを経由したホストシステムの攻撃は、「コンテナからホストシステムへの脱出」の意味で「コンテナエスケープ」とい