『SPY×FAMILY』1巻 (C)遠藤達哉/集英社 2020年の社会現象となった『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴/集英社)が1~22位を独占するなど、驚異的な記録を残した「オリコン年間コミックランキング2020」。『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)、『進撃の巨人』(諫山創/講談社)といったビッグタイトルがTOP30を席巻するなか、集英社の漫画誌アプリおよびウェブサイト『少年ジャンプ+』で連載中の気鋭の作品『SPY×FAMILY』(遠藤達哉/集英社)3、4巻がそれぞれ28位と30位にランクイン。あまたのウェブ漫画が世にあふれ、ウェブ配信された作品が単行本化されるという昨今の潮流のなかでも、異例のコミックス単巻売上部数100万部超の大ヒット作はどのように生まれたのか?『少年ジャンプ+』で編集長を務める細野修平氏と、『SPY×FAMILY』の担当編集の林士平氏に話を聞いた。 「疑似家族が本物