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ブックマーク / research.ascii.jp (13)

  • 月間65億PV! 巨大サイト「DECOLOG(デコログ)」の正体 (後編)

    前回に引き続き、10代から20代の女性たちに幅広く支持されている「DECOLOG(デコログ)」について、ミツバチワークス光山一樹代表へのインタビューをお届けする。 DECOLOGブロガープロデュースの 商品も続々と ―― 「DECOLOG」では、ブロガーさんたちにアフィリエイトを認めていないんですよね? 光山 アフィリエイトも広告宣伝もダメです。理由は、商業活動を認めてしまうと、コミュニティが壊れてしまうからです。コミュニティがなぜ成り立っているかというと、それは彼女たちがウソをつかないからなんですよね。ブロガーとして、楽しい/楽しくない、おいしい/おいしくない、かわいい/かわいくないということを…… ―― 音で。 光山 はい、ずっと音で語ってきました。決して商業ベースではありません。そこをみんなが信頼することで、DECOLOGは成り立っています。それなのに、彼女たちの人気を利用して

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    CAX 2011/11/24
  • 月間65億PV! 巨大サイト「DECOLOG(デコログ)」の正体 (前編)

    いま10代から20代の女性たちが、「ブログ」をものすごく活用しているのをご存じだろうか? その中でも圧倒的な支持を集めているのが、月間65億PV、ユニークユーザー数900万人を誇り、「Mobage」や「GREE」がゲームに特化していくのを向こうに、女性向けのコミュニケーション系サービスの覇者となった「DECOLOG(デコログ)」だ。 その勢いはネットだけにとどまらず、主催する「ガールズフリーマーケット!」は、女性向けイベントとしては日最大規模(2011年春の来場者数は約2万4000人)という。市場を一変させたDECOLOGの運営会社、ミツバチワークスの光山一樹代表を、恵比寿のオフィスに訪ねた。 アバターやポイントは やりたくなかった ―― 正直、不勉強にも「DECOLOG」さんを存じ上げなかったので、お邪魔しました。 光山 そうなんです。大人は知らないんですよね、DECOLOG。 ――

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    CAX 2011/11/24
  • Wikipediaでわかる日本コンテンツの“クールジャパン度”(続)

    Wikipediaの他言語状況から コンテンツの広がり方が見えてくる 前回、Wikipediaで日のコンテンツに関して、他言語でページが作られているかどうかを調べているという話を書いた。あるところで、「自社のコンテンツが海外のどこで受けているのか分からない」という相談をされたからだ。わたしは、そのとき「調べるのはたぶん難しくないですよ」と答えたのだった。 日のコンテンツの海外での普及状況については、JETROが世界各地の状況をレポートしていたことがある。特定地域でのフィールド調査やアンケート調査も可能だろう。しかし、全世界をフラットに眺めるには、このテーマならWebを使わない手はないと思うのだ。 かつては、今回のような話に限らず、なにごとも経験則をノウハウとし、それを理論化して方程式を編み出すことが重要だった。それによって、世の中の全体像を推測することが、すなわちサイエンスでありマー

  • (続)スティーブ・ジョブズはどこにでもいる

    前回のコラムに引き続き。 スティーブ・ジョブズのことで、私がどうしても連想してしまうのは、映画『地上(ここ)より何処(どこ)かで』(1999年、アメリカ)である。原作のモナ・シンプソンは、ジョブズの2歳少し下の実妹で、彼女の自伝的小説がこの映画のもとになっている。 ストーリーは、娘を女優にするために、田舎からビバリー・ヒルズに引っ越してきた親子を軸に進んでいく。自分の思いどおりにならないと気がすまない母親と、女優になろうとはカケラも思っていない娘。ただし、養子にもらわれていった、ジョブズにあたる人物は出てこない。 母親はどこまでも楽観的で、強引で、癇癪持ちだが、気が利いているものが好きで、お金もないのにみんなにクリスマスプレゼントをあげてしまったりもする。あるとき、アパートの電気を止められてしまうと、彼女は、「こういうときはおじいちゃんが言っていたとおりに」などと言い出す。そして、フランス

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    CAX 2011/10/07
  • スティーブ・ジョブズはどこにでもいる

    スティーブ・ジョブズがCEOを退くというニュースが流れた。世界中ですでに100万回くらい語られていると思うのだが、これについてのわたしの見方は少し違っている。25年以上、毎週PCに関するニュースを追ってきたつもりだが、これが何を意味しているかということだ。 アップルが「世界最大のテクノロジーカンパニー」と書いている記事があった。これには異論のある人もいるのではないか? また、「ジョブズがマウスを発明した」と発信した通信社もあった。これは、歴史テクノロジーというものを冒涜するものだ。ジョブズ自身が「テクノロジーリベラルアーツの交差点」にいる会社だと言っているとおり、テクノロジーリベラルアーツそのものではないというのが、アップルなのではないか。 実は、わたしもアップルといえば、なんとなくテクノロジーを生み出す会社だと思っていたことがある。かつて『月刊アスキー』編集長の時代に、「Quick

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    CAX 2011/10/07
  • 日本でもAndroidの利用者数がiPhoneを超えた

    『MOTOROLA: 75 YEARS OF INTELLIGENT THINKING』 IBM PC(いま世界中で使われているWindowsパソコンの先祖)が、先日、誕生から30周年を迎えたそうだ。World Wide Webも、今年で20周年になった。なんと、個人のコンピュータ利用に関して、ウェブのある時代のほうがない時代よりも長くなってしまったのだ。そんな折、グーグルが、モトローラを買収したというニュースが飛び込んできた(正確には、2008年に分社した携帯電話会社のモトローラ・モビリティを買収した)。 モトローラの歴史は、世界最初のカーラジオから始まって、車載式双方向ラジオなど、移動通信の歴史そのものといってよい。コンピュータの関係者なら、マイクロプロセッサ「68000」に憧れた人も多いだろう。手元にある『MOTOROLA: 75 YEARS OF INTELLIGENT THINK

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    CAX 2011/08/18
  • Google+はクラウド時代のトモダチコレクションなのか?

    Google+は 容量無限のストレージとなる 「GDrive」をご存知だろうか? Googleが提供すると何度も噂になっているネットドライブで、ちょうどDropboxのようなものと考えてよいだろう。2006年3月のアナリスト向けの配布資料の中に、これについての説明が紛れ込んでいて話題となった(どのくらいのインパクトがあるのか、Googleが試したのではないか、などと言われた)。 GDriveは、「無限の記憶容量」を提供する点が最大の特徴とされるが、我々はそれを少し違ったかたちで、すでに手に入れているのかもしれない。 6月末のある日、Google AndroidエバンジェリストのAさんから招待が来て、「Google+」のテストサービスを使いはじめた。Google+が成功するか否かについては、まだあまり議論もされていないが(あれが足りない、これが使えないという議論はなされている)、何か新しい

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    CAX 2011/07/12
  • 「萌え」の構造と「擬人化」

    19世紀後半に、ミシンやタイプライターや電話が登場し、20世紀のはじめにラジオや飛行機、特殊相対性理論なんかが出てきて、世界はどんどん近代化していった。それと同じ時期に、ヨーロッパでは前衛的な芸術運動が盛んになり、表現の世界は混沌の中に向かっていった。 エジソンがキネトスコープを発明したのは、1891年。映画を実用化したといえるリュミエール兄弟は、「活動写真」という名前のとおり、世界の風景を撮影するのに使った。それから20年以上もかかって、『戦艦ポチョムキン』(1925年)でモンタージュ手法(複数のカットを編集して見せる技法)が確立されて、映画は我々の知っているような映画となったともいえる。 1900年頃と2000年頃の、テクノロジーとアートの年表。 ネット時代のネイティブなコンテンツの進化にも、これからまだ長い道のりがあるとしか思えない。テクノロジーと芸術や作品の世界は、深くリンクしてい

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    CAX 2010/10/15
  • 「カジュアルデジタル女子」のゆくえ

    アスキー総研は、毎週、3000店から提供いただいた販売データをもとにゲーム関連の売上ランキングを発表している。『電撃便』というB2B向けデータとして販売しているのだが、先週発表した今年のお盆シーズンのゲームの販売状況に少しばかり異変が起きていた。 例年、この時期は「ニンテンドーDS」のハードとソフトが売れる。日中で人が移動するということで、「子供たちに携帯ゲーム機」となるといえば分かりやすい。1年前の2009年同時期の『電撃便』を引っ張りだしてみると、1、2位がDSソフト。2008年も1、3、5位がDSソフトだった。 実のところ、今年も、DSソフトが7位から18位の12のうち9を占めている。つまり、売れていないとはいえないのだが、以下の1~5位に並んだタイトルを見ていただきたい。 1位の「Another ~」は、ガンダムをはじめロボットアニメに登場するさまざまな機体を操作するというゲ

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    CAX 2010/09/01
  • 電子書籍端末、電子マネー、日本は2周遅れなのか?

    台北世界貿易中心で開催された「台北電脳応用展」。 「台北電脳応用展」(Taipei Computer Applications Show=第20回 2010年8月5~9日)というイベントを、短時間だがのぞいてきた。台北でコンピュータショウといえば、世界最大規模をほこる「COMPUTEX TAIPEI」があまりにも有名。この台北電脳応用展は国内ショウで、わたしも1度来たことがある。今回は、メーカーブースは多くはなかったが、とにかく熱気が凄くて驚いた。 Garmin-AsusのWindows Mobile搭載端末「M10」。 COMPUTEXに行く方はすぐに規模感がつかめるはずだが、台北世界貿易中心(台北ワールドトレードセンター)のメイン会場だけを使って開催。今回のテーマは「Touch 雲瑞 3D新視界」ということで、「Touch」はもちろんタッチ、「雲瑞」とはクラウドコンピューティングの意味

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    CAX 2010/08/23
  • 日本人がコンピュータを作った!

    完成品の『TK-80』を掲げる、開発者の渡邊和也氏。 1996年に刊行した『計算機屋かく戦えり』というを再構成して、新書として出すことになった(アスキー新書『日人がコンピュータを作った!』)。新書編集部のHさんから最初に企画を聞いたときには、「なぜ?」と思ったが、原稿を校正しているうちに「いまこそ読んでほしいだ」と気がついた。 日のコンピュータは、米国よりも10年遅れて動き出す(ENIACが1946年、日のFUJICが1956年である)。その間に、米国プリンストン高等研究所の「ISA計算機」の設計が公開されて、世界中でそのコピー機が作られる。しかし、オキュパイド・ジャパンの日だけは蚊帳の外だった。 そんな状況で、日はどうやって「コンピュータ」というまったく新しい技術をものにしたのだろうか。 『計算機屋かく戦えり』は、日のコンピュータのパイオニアたちのインタビュー集だが、どち

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    CAX 2010/06/14
  • オタクについての番組とデータ

    年明け早々、TOKYO MXで「遠藤諭のO-Japan戦略/~2015年、オタクはどうなる?」という番組の司会をやらせてもらうことになった。60分の討論に参加いただくのは、日のポップカルチャーの論客やジャパンクールの体現者の方々である。番組概要は、以下のとおり。 【放送日】2010年1月2日(土) 【放送時間】22:00~23:00 【チャンネル】TOKYO MX 【進行】遠藤 諭(アスキー総合研究所 所長) 【出演】中村 伊知哉(慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授) 東 浩紀(批評家) 吉田 博高(株式会社虎の穴 代表取締役社長) 桃井 はるこ(アーティスト) ※敬称は略させていただきました。 番組の担当者K氏とわたしがなんとなく考えていることは、「オタクを通して、バッサリと未来を予見できないか」ということだ。世界的に見ても先行き不透明とも思えてしまう日

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    CAX 2009/12/28
  • 日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(前編)

    イラストやマンガでコミュニケーションするという、異色のウェブサービス「pixiv(ピクシブ)」。 現在のmixiは、主に日記を公開することで、他者とのつながりを持つ場として機能している。一方、pixivは日記の代わりにイラストを公開することで、他者とつながる点が最大の特徴だ。各ユーザーは他者のイラストにコメントやタグ、評価点を付けることによってコミュニケーションを図る。さらに、気に入ったイラストをブックマークしたり、作者をお気に入りに追加することもできる。 pixiv(ピクシブ) http://www.pixiv.net/ イラストを介したコミュニケーションサービス。会員登録したユーザーには、自作イラストをアップロードできるページが与えられる。これは、「mixi」などのSNSにおけるトップページに相当し、「マイミクシィ」や「お気に入り」に近似する機能も備えている。 サービス開始は2007年

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