「クスクス」「タジン」「フムス」、これらはどんなエリアの食べ物かわかりますか。 日本でも知られるようになってきたこれらのメニューは、北アフリカや中東の料理。アジアとヨーロッパをつなぐ地域には、魅力的でまだまだ知られざるローカルフードがたくさんあります。 チーズも然り。そこで2回にわたって、チュニジアの文化にも触れつつ、日本の家庭でもできるチーズを使ったチュニジア料理をレシピと共にご紹介していきます。 まず、チュニジアってどんな国? チュニジア共和国は、アフリカ大陸の一番北に位置する、地中海の沿岸国。イタリア・シチリア島は、すぐ向かいに面しているという場所にあります。 国土の3/4が地中海に面しているため、オリーブオイルやトマト、ニンニク、唐辛子などをふんだんに使った、地中海諸国でよく食べられているような料理がメイン。そこにアラブ諸国ならではのスパイスを多用することで“チュニジア料理らしさ”