数年前にNHKの大河ドラマで黒田官兵衛の生涯が繰り広げられていました。黒田官兵衛がキリシタンであったということが気になり、時々ドラマを見たり、官兵衛についての本を読んだりしてきました。 高山右近より6歳年下であったということですから、戦国時代にザビエルから伝えられたキリシタン信仰に多くの武将たちが入信しました頃、官兵衛も導かれても不思議ではなかったことでしょう。しかし、推測の域を出ない記述が多くて、何が真実であったのかということが分かりにくい面がありますね。 織田信長に仕え、豊臣秀吉に仕えた戦国の武将としてその能力をいかんなく発揮した人であったようです。まだ日本の国が統一されていない時代に、複雑に入り混じる主権の奪い合いの中で、官兵衛はできるだけ犠牲者を少なく統一へと向かう道を模索して働いていたようです。 しかし、ある時、和平交渉に向かった先でとらえられ、牢獄に入れられてしまいます。約1年