ソニー・コンピュータエンタテインメントは2日までに、携帯ゲーム機「PSP go」(11月1日発売、2万6800円)で、現行の「PSP」で使われる「UMD(ユニバーサル・メディア・ディスク)」のゲームソフトが利用できる周辺機器などの発売を見送ったことが分かった。UMDに対応させた場合、ソフトの著作権上の問題を解決できないという。 「PSP go」は、PSPより一回り小さい、高さ7センチ、幅12.8センチ、厚さ1.6センチで、UMDのプレーヤーは内蔵していない。ソフトは、同社のダウンロードサービス「プレイステーション・ネットワーク」で販売する。6月の米国ゲーム展示会「E3」での発表時に、同社は「UMDを利用できるよう対応を検討している」としていた。UMDのソフトを「PSP go」にインストールできると、その後中古市場に売却される可能性があるなど、著作権上の問題が発生する恐れが指摘されていた。