・県の水質調査報告を「改善確認されず」と誤報 ・EM潰し‐の筋書きにそった記事構成の危うさ ・青森総局訪問、長野記者から80分の事情を聴く DNDメディア局の出口です。朝日新聞社をはじめ、どのメディアも記者に対しては正確で公正な報道を取材の基本に教えている。時々、偏向した報道が世間の批判を浴びることになるが、公正な取材を心がけることには誰も異論はなかろう。 朝日新聞青森総局を訪問した 前回に続いて、EM批判記事の検証と分析である。 朝日新聞青森総局の長野剛記者が7月3日付と11日付の2回にわたって青森版に書いたEM批判記事には、琉球大学名誉教授、名桜大学教授でEMの開発者、比嘉照夫氏の「談話」が2度使われた。その「談話」は、比嘉教授に取材の申し込みを一切せずに、ネットから引用して「談話」風に仕立てていたことが分かった。引用した「談話」は、ぶつ切りで意味が十分に伝わらないものになっていた。