Idmonarachne brasieri を復元した3Dモデル。これにより、袋状の腹部、鋏角の存在、そして糸を操る出糸突起がないことが明らかになった。(ILLUSTRATION BY GARWOOD ET AL 2016, MUSEUM NATIONAL D’HISTOIRE NATURELLE, PARIS) フランスで美しい状態で保存されていた化石が、最古のクモに非常に近い生物であることが明らかになった。 3億500万年前の石炭紀に生きていたこの8本足の生物は、3月30日付けの学術誌「Proceedings of the Royal Society B」に掲載された論文で、ギリシャ神話に登場する優れた機織娘のアラクネとその父イドモーンにちなみ、「Idmonarachne brasieri」と名付けられた。この化石はアマチュア化石ハンターのダニエル・ソッティ氏が1970年代半ばにフラン
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