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“仕事中に死亡事故が起きる可能性の高い業種”と言ったら、どんなものを思い浮かべますか? 建設業? 製造業?…実は農業なんです。 全国で1年間に死亡する人は300人以上。 取材を進めると、ある遺族は「自分の家族がこんな形で死ぬとは思わなかった」と話しました。 その一方で、「トラクターの運転は慣れている」「今まで事故もなく安全だ」という農家も多いといいます。 今、農家の高齢化で新たなリスクが生まれていると感じます。(大分放送局記者 宮本陸也) 去年5月、大分県竹田市の山あいでトラクターが横転し、運転していた男性が死亡する事故が起きました。 亡くなったのは、農家の後藤政勝さん(78)。 高台にある自宅の敷地でトラクターを運転していた際、崖から5メートルほど下の田んぼに転落し、トラクターの下敷きになって亡くなりました。 後藤さんは、農作業の際には倉庫からトラクターを運転し、田んぼまで坂道を下りる必
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