深海魚ミツクリザメ、刺し網に一挙８匹…駿河湾 : 科学 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）静岡市清水区由比沖の駿河湾で１３日、深海魚のミツクリザメが一挙に８匹、漁船の刺し網にかかり、沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」に運ばれた。 うち３匹は生きており、同館は早速、一般公開を始めた。 ミツクリザメは水深１５０～１０００メートル付近に生息し、成長すると５メートル超になる。頭の先端がヘラ状に扁平（へんぺい）し、顎を突き出した姿をしており、英語名は「ゴブリンシャーク（悪魔のサメ）」。日本では東京湾、相模湾などで捕獲例がある。 刺し網は水深８０メートルで、同日朝、漁師から一報が入った。体長は１・２～１・５メートルで、５匹は既に死んでいた。生きている３匹は状態が良く、水槽に移すと、元気に泳ぎだした。ただ、飼育を２週間以上続けるのは難しいという。 同館は「網を入れた場所が、たまたま通り道だったのだろう。８匹の捕獲例は極めて珍しく、群れで行動している可能性もある。謎に包まれたミツクリザメの
