まだ私は、低周波音問題で自宅を離れたまま、避難先で暮らしており、いつ自宅に帰れるか目途もたたず、なにも助言らしいことを言えるような立場ではありません。法規制もなく、行政も無為無策の状況で、公調委も参照値に捉われて問題解決の役にも立たず、被害を解決するための道のりの長さを考えると茫然としてしまいます。 しかし、2011年7月に群馬県高崎市でエコキュートによる被害が法廷に持ち込まれ、その後、岩手県北上市、神奈川県鎌倉市と、次々と提訴されています。新聞でも広く報道され、この被害が社会的に認知されることになり、今まで、泣き寝入りするしかなかった方達にも希望をもたらしてくれたように思います。今現在、私も弁護士を探していますが、なかなか見つからない状態にあり、この問題に関心を持つ弁護士の方が増えてくることを願っています。一方、日弁連の低周波音被害問題に関するプロジェクトチームが2011年2月に発足し、