そのたびごとにただ一つ、世界のはじまり~瀧本往人のブログ いのちと世界のかけがえのなさに向けて、語り続けます。 読んだ本 藤田祐幸が検証する 原発と原爆の間 藤田祐幸 本の泉社 2011年10月 ひとこと感想 原子力をめぐって、祖父の信念を継承する孫である安倍晋三をはじめ保守派の政治家たちは、驚くほど一貫性をもって活動してきた、それはよく分かった。だが左翼系の学者たちは、自分たちが何を「革新」すべきだったのか、よく見えないままここまで流されてきてしまったのではないか。戦後、この半世紀以上、私たちは何をしてきたのかと、暗澹たる気持ちになる。 *** 藤田祐幸(FUJITA Yuko, 1943- )は、千葉生まれの物理学者(エントロピー論、科学哲学)。元慶応大助教授、現在、農業を営む。 広瀬隆との共著「原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識」がある(ブログ記事は、こちら)。 目