JR四国(高松市)は25日から、予讃線などの普通列車と高徳線の特急「うずしお」の一部で、編成車両数を減らすと発表した。経費節減の一環で、年間約600万円削減できるという。また、伊予吉田駅(宇和島市)の特急停車本数を増やす。高速道路料金引き下げの影響による編成見直しは5回目。 普通列車は予讃、土讃、高徳、鳴門の4路線上下計14本で車両を減らす。うずしお23号(午後7時8分高松発)と30号(午後8時32分徳島発)の2本を3両から2両にする。 一方、松山自動車道一部無料化などを受けて、利用促進を図るため、9月1日から予讃線・伊予吉田駅の特急停車本数を4本から21本に増やす。ダイヤに変更はないという。 6月の鉄道営業概況では、全体収入が24億6800万円(前年比99・1%)。5月は19カ月ぶりに前年を上回ったが、再び下回った。【馬渕晶子】