2027年の完成が見込まれるリニア中央新幹線の「神奈川県駅(仮称)」(相模原市緑区)について、黒岩祐治知事はリニア開業までの間、コンサートや芝居などを上演するイベント会場として利用できないか検討する方針を明らかにした。 知事は5日の定例記者会見で、工期10年とされる静岡工区が未着工であることに言及。神奈川県駅は「(完成後)10年くらい、そのままになる」と説明した。来年3月から県民ホール(横浜市中区)が無期限で休館し、芸術鑑賞や発表の場が減ることも踏まえ、イベント会場としての活用を探る考えを示した。6月にJR東海の丹羽俊介社長の訪問を受けた際、建設地でミニコンサートを開いていると聞き、「工事現場がエンタメの発表の場になる」という考えが浮かんだという。実現可能性を探るため、11日に現地を視察する。(志村彰太)
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