消えた270キロの車輪、76枚 秩父鉄道が窃盗被害 背景には… | 毎日新聞
盗難被害にあった秩父鉄道の大麻生車両区。枕木の壁は破壊され、ロープなどで応急措置が施されていた＝埼玉県熊谷市内で2024年3月6日、隈元浩彦撮影 秩父鉄道（本社・埼玉県熊谷市）の大麻生車両区（同市大麻生、通称・広瀬川原車両基地）から鉄製車輪76枚が盗まれていたことが6日、明らかになった。同社は埼玉県警熊谷署に盗難届を出した。鉄スクラップの価格高騰を背景に、県内では水道メーターなど金属製品が盗まれる被害が頻発している。【隈元浩彦、安達恒太郎】 同社によると、4日朝に出勤した社員が、屋外の隅に積み上げていた廃棄予定の車輪がなくなっていることに気づいた。車輪は直径約78センチ、重さ約270キロ。木枠で4枚ずつ梱包（こんぽう）され、置かれていた。 道路と面した部分は、古い枕木を高さ約1メートルまで重ねて壁にしていたが、幅約5メートルにわたって破壊されていた。車輪は一つ当たり1トンを超える梱包ごとな
西鉄天神大牟田線の「桜並木駅」公開 14年ぶり新駅、16日開業 | 毎日新聞
開業に向けて駅名標を設置する人たち＝福岡市博多区の西鉄桜並木駅で2024年3月5日午後1時18分、下原知広撮影 西日本鉄道は5日、16日に開業を控えた西鉄天神大牟田線桜並木駅（福岡市博多区竹丘町3）を報道陣に公開した。同線では紫駅（筑紫野市紫2）以来14年ぶりの新駅で63駅目になる。北の雑餉隈駅とは約500メートルで同線で最も駅間が短い。 桜並木駅は3階建てで、外観は白をベースに黒と緑のデザイン。西側壁面には駅名にちなみ桜がデザインされる予定だ。入り口は南北2カ所あり、2階に2カ所の改札口、3階に相対式2面2線のホームがある。1、2階にテナント区画もある。各階にはエレベーターやエスカレーターで昇降でき、トイレもバリアフリー仕様だ。 開業日の16日は地元の小学生の絵を飾った特別列車「みんなの桜並木号」（4両編成）の出発式を行う。特別列車は4月末まで運行する。西鉄の広報担当者は「地元のご要望で
えっ！ シンボル消える！ 有料特急「成田エクスプレス」 ／千葉 | 毎日新聞
車体側面に飛行機のマークと「N’EX」の文字がデザインされる「成田エクスプレス」＝千葉県成田市で2024年1月18日、中村宰和撮影 JR東「ダイヤ改正 他特急にも車両利用」 成田空港と首都圏を結ぶJR東日本の有料特急「成田エクスプレス」の全ての車体デザインから、おなじみの飛行機のマークと「N′EX（Narita Expressの略称）」の文字が消えることになった。16日のダイヤ改正で、成田エクスプレス専用だった車両「E259系」が東京と銚子などを結ぶ特急「しおさい」にも投入され、JR東日本は「乗り間違いを防ぐため」としている。【中村宰和】 成田エクスプレスは1991年3月に初代の253系の運行を開始し、2009年10月から2代目の現在のE259系が走る。22編成ある車両のデザインを23年5月に変更し、先頭車両前面の飛行機のマークと「N′EX」の文字を側面に移し、基調も白からシルバーにした。
東九州新幹線整備 ルート検討 「久大線」急浮上に反発 県、中津で住民説明会 ／大分 | 毎日新聞
東九州新幹線の久大線沿いルートの検討について、懸念を表明する中津商工会議所の仲浩会頭（中央）＝中津市沖代町1で 商議所会頭「日豊線沿い決めて」 東九州新幹線の整備を巡り、日豊、久大両線沿いのルートを検討する県は、中津市などの住民らを対象にした説明会を同市教育福祉センターで開いた。同新幹線のルートはこれまで日豊線沿いを検討してきたが、県は昨年になって費用対効果などを久大線沿いと比較する試算結果を公表。このため、参加者からは「もめ事を県から提案するのはどういうことか」などの反発の声が上がった。【石井尚】 同新幹線は、福岡と鹿児島の両市を大分、宮崎両県を経由して結ぶ計画で、1973年に基本計画が策定されて以降、これまで進展がない。県は2023年11月、二つのルートの試算結果を公表。日豊線の方が効果がわずかに高かったが、佐藤樹一郎知事は「ほぼ同等とみている」と評価した。
東北、山形、秋田新幹線が運転再開 郡山駅でオーバーラン | 毎日新聞
東北新幹線がオーバーランした影響で、JR郡山駅の改札口には遅延証明書などを受け取ろうとする乗客の長い列ができた＝福島県郡山市のJR郡山駅で2024年3月6日午前10時16分、根本太一撮影 6日午前7時半ごろ、福島県郡山市のJR郡山駅で、東京発新庄行きの下りの東北新幹線「つばさ121号」（7両編成）が停止位置を約500メートル通り過ぎて停止した。この影響で、東北新幹線の東京―盛岡間、山形新幹線の東京―福島間、秋田新幹線の東京―盛岡間のいずれも上下線で運転を見合わせたが、同9時50分ごろに運転を再開した。 当時は雪が積もっていたといい、JR東日本がトラブルとの因果関係を調べている。つばさ121号は同8時50分ごろに所定の位置に戻され、郡山―山形間で区間運休になった。乗客317人は郡山駅から後続列車に案内されたという。 JR郡山駅では新幹線が到着するたび、改札口を小走りで抜け出して行くスーツ姿の
久留里線の存廃議論 再度住民意向調査へ 君津 ／千葉 | 毎日新聞
「久留里線（久留里～上総亀山）を考える集会」が君津市坂畑の亀山コミュニティセンターで開かれた。地元住民ら約70人が参加し、存廃を巡る協議が続くJR久留里線について、存続、廃止、それぞれの立場で意見を述べ合った。 終着駅の上総亀山駅がある亀山地区の自治会でつくる同地区自治会連絡協議会が、地元住民に今後を考える判断材料にしてもらおうと主催した。 市観光協会亀山支部の男性は存続を主張。「観光資源であり、亀山を活性化していきたい。廃線となった場合、観光地として選ばれなくなる」と危機感を訴えた。反対に、「廃線はやむを得ない」とする男性はバスへの転換を唱え、久留里駅を拠点に小型バスかワゴン車を2台用意、2ルートを運行する案を示した。「久留里線があるから、亀山地区に移住した」という女性は、全国的にバスの運転手が不足していることなどを引き合いに、バ…
海浜鉄道延伸、国認可 ひたちなか市 30年新駅目指す ／茨城 | 毎日新聞
ひたちなか市は4日、第三セクター「ひたちなか海浜鉄道」の延伸計画が国に認められたと明らかにした。市と同社は工事を2段階に分け、第1段階として国営ひたち海浜公園の南口付近に新駅を増設。早ければ2030年ごろの開業を目指す。第2段階の延伸時期は未定。計画認可を受け、市は3月中にも施工認可申請を行う。第…
大きな目玉 JR九州の多機能検測車「BIG EYE（ビッグアイ）」 ［写真特集1/9］ | 毎日新聞
鹿児島線を走行する、線路のゆがみなどデータを集めて保守点検するJR九州の多機能検測車「BIG EYE（ビッグアイ）」。車両は、2020年の九州豪雨の際に熊本県の人吉駅で被災したキハ220形1両のエンジンを取り換えたり、床下に検測装置を付けて検測車として生まれ変わった。2024年4月から本格導入を目指している＝熊本市北区で2024年3月1日、平川義之撮影 鹿児島線を走行する、線路のゆがみなどデータを集めて保守点検するJR九州の多機能検測車「BIG EYE（ビッグアイ）」。車両は、2020年の九州豪雨の際に熊本県の人吉駅で被災したキハ220形1両のエンジンを取り換えたり、床下に検測装置を付けて検測車として生まれ変わった。2024年4月から本格導入を目指している＝熊本市北区で2024年3月1日、平川義之撮影 鹿児島線を走行する、線路のゆがみなどデータを集めて保守点検するJR九州の多機能検測車「B
山陰・山陽この人：若桜町 若桜鉄道車両係長 谷口剛史さん（49） 各地のSL、動態保存を支援 ／鳥取 | 毎日新聞
谷口剛史（たにぐち・たかし）さん 1938年製造の蒸気機関車「C12」を「石炭と水」ではなく、圧縮空気を動力源とするユニークな方法で動態保存し、展示走行や運転体験などのイベントで活用している鳥取県東部の第三セクター「若桜鉄道」（本社・同県若桜町、郡家－若桜間19・2キロ）。車両係長として整備を担当する一方、全国の地方鉄道や自治体から請われ、SLの復元や保全のための技術支援に駆け回る。 若桜鉄道の前身の国鉄若桜線は30年に開業。国鉄民営化後の87年に三セク化された。C12は米子や鳥取の機関区に所属し、若桜線でも活躍したローカル線用の小型機関車。戦後すぐに加古川機関区（兵庫県）に転属し、74年の引退後は同県多可町の公園で展示されていた。同社と若桜町民の誘致活動が実を結び、2007年に地元に戻った。
JR予土線開通50周年 愛媛で感謝祭 「伊予灘ものがたり」も運行 ／愛媛 | 毎日新聞
JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」の乗客らを出迎える愛媛県の中村時広知事（左端）や住民ら＝愛媛県松野町の松丸駅で2024年3月2日、山中宏之撮影 愛媛、高知両県を結ぶJR予土線（北宇和島―若井）の全線開通50周年を祝う「予土線感謝祭」が2日、愛媛県松野町の松丸駅で開かれた。主催した両県の沿線自治体首長らでつくる「予土線利用促進対策協議会」の会長で同町の坂本浩町長は「今日の式典を新しい予土線の50年に向けたスタートにしたい」とあいさつした。 同線は1974年3月1日に全線開通した。普段は松山―伊予大洲（または八幡浜）間を走るJR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」だが、この日は予土線の一部を特…
木造駅舎で春の競演 JR大隅横川駅、嘉例川駅にひな飾り 鹿児島 | 毎日新聞
特大の石びなが迎えてくれる大隅横川駅＝2024年2月28日午後0時33分、鹿児島県霧島市で宝満志郎撮影 鹿児島県霧島市にあるJR肥薩線の大隅横川駅で、地元住民らが手作りしたひな飾りが展示されている。明治期に開業した趣ある木造駅舎で、華やかな春の競演が楽しめる。 駅舎内には石やだるま、ひょうたん、ちりめんなどを使った多彩な創作びなを展示。「≒90（アラナイン）飾り雛（びな）」と名付けられた93歳と88歳の女性による共作も並ぶ。高い天井からは「さげもん」と呼ばれる美しいつるし飾りも彩りを添える。
西武・近鉄・西鉄「春ダイヤが告げる」コロナ禍の終幕 | なるほど電車ニュース | 土屋武之 | 毎日新聞「経済プレミア」
この春のダイヤ改正（3月16日）は北陸新幹線の延伸開業（金沢―敦賀）が話題となっている。だが同日に実施する大手私鉄のダイヤ改正にも、地味だが重要な見どころがある。 鉄道各社の利用客は2020年以降、新型コロナウイルス感染症の流行で大きく落ち込み、列車本数も削減のやむなきに至った。しかし、しだいに利用客の回復に応える列車の増発などが見られるようになり、今回のダイヤ改正では「コロナ禍の終わり」を感じさせる動きも出ている。 西武線の「日中時間帯」に注目 首都圏で目立つところでは西武鉄道の新宿線・拝島線系統だ。新宿線（西武新宿―本川越）のほか、途中の小平駅から拝島方面に向かう列車がある。 この系統はコロナ禍以降、運転本数の削減や最終電車の時刻繰り上げなどを行ってきた。それが23年3月のダイヤ改正も経て、ようやくラッシュ時間帯を中心に徐々に元の運行体系へと戻っているところだ。 そして今回のダイヤ改正
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開業「復興につなぐ」 16日延伸・北陸新幹線 一番列車の乗務員 ／福井 | 毎日新聞
北陸新幹線に再エネ電力 年間使用量10％置き換え ／石川 | 毎日新聞
弘南鉄道 人材難、安全運行に影 「保守管理が脆弱」 ／青森 | 毎日新聞
地方路線、盛り上げたい！ 「秘境駅ツアー」人気 JR、自治体 利用客増へ魅力発信 ／新潟 | 毎日新聞
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九州新幹線長崎ルート 「新たな地元合意選択肢」 整備方針巡り知事強調 ／佐賀 | 毎日新聞
熊本市電走行中、ドアが2回開く 運輸安全委が調査 ／熊本 | 毎日新聞
豊肥線トラブル ドア開閉は配線ミス 運輸安全委が報告書 ／大分 | 毎日新聞
