松江市は16日、次世代型路面電車(LRT)や、バスなどを連接した「低床高速車両(BRT)」の導入を検討するため、設置している市新交通システム研究会(座長・谷口守筑波大大学院教授、7人)に、3つの運行ルート案を示した。 同研究会は近く、市民1万人に新交通システムの導入の必要性などを聞く意識調査を実施。同結果や事業費などの分析を踏まえ、6月までに導入の是非や導入する場合のルートなどをまとめる。 運行ルート案は、JR松江駅(朝日町)と一畑電車の松江しんじ湖温泉駅(中原町)を結ぶ「両極型」と、JR松江駅と中心市街地の公共施設を巡る2つの「循環型」で構成した。 両極型はJR松江駅から、松江大橋か松江新大橋を通り、島根県民会館(殿町)前を経て、一畑電車の松江しんじ湖温泉駅に至るルートで、延長は約3キロとした。 一方、循環型はJR松江駅と、くにびきメッセ(学園南1丁目)や市役所(末次町)などを接