JR西日本中国統括本部は8日、南海トラフ地震臨時情報の発表に伴い、寝台特急サンライズ出雲(東京-出雲市)の運転を取りやめた。9日以降も運転を取りやめる。 最新の情報はJR西日本のHPで。
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JR西日本が2日、管内51路線の2023年度の区間別の1キロ当たり1日平均乗客数(輸送密度)を公表し、山陰両県内を走る山陰、伯備、因美、境、木次、山口の6路線は全て22年度を上回った。木次線は189人で22年度比10・5%増となったものの、国と自治体、鉄道事業者らが存廃を議論する「再構築協議会」の設置目安となる千人未満からの脱却には遠く及ばず、厳しい現状は変わらない。 【...
山陰両県は1日、高気圧の影響で気温が上昇し、津和野(島根県津和野町)で今年最高の38・1度となった。JR木次線ではレールが高温になり、安全のため運転を見合わせた。 各地の最高気温は、米子37・2度▽境(境港市)36・4度▽横田(島根県奥出雲町)35・3度▽鳥取35度▽松江34・1度―などだった。 JR西日本中国統括本部は同日午後、JR木次線出雲横田駅(島根県奥出雲町横田)のレール温度が列車の停止基準に近い56度となり、安全のため木次-出雲坂根駅間で運転を見合わせた。普通3本に最大約1時間20分の遅れが生じ、約50人に影響した。 両県では熱中症警戒アラートが発表され、両県の各消防局によると、10~90代の計7人が熱中症の疑いで搬送された。管内別は島根が江津、益田で各1人。鳥取は西部、中部で各2人、東部で1人だった。両県では2日も熱中症警戒アラートが発表されている。 (小引久実)
新山口(山口市)-津和野(島根県津和野町後田)間を結ぶ観光列車・SLやまぐち号が8月に運行45周年を迎えるのに合わせ、JR西日本が沿線区間で記念イベントを展開する。 1日は津和野駅に到着時、乗客に限定うちわを配布する。同駅周辺の対象店舗で買い物する際、うちわを提示すると、記念のプレゼントがもらえる。 同駅前に展示しているSL車両に、45周年のオリジナルヘッドマークを設置する。待合室では直径約10センチで再現したC57形蒸気機関車の動輪を4日まで午後1~4時に展示する。 3~12日にはオリジナルヘッドマークを設置して走る。 山口市内で26日に会見した広島支社の広岡研二支社長は「やまぐち号は地域に愛され、山口線のシンボルとなる列車として運行してきた。この夏休みの機会に改めて多くの方に乗車いただきたい」と話した。 山口線では、1973年まで走っていたSLの復活を望む地域の声に応え、79年8月1日
全国の鉄道ファンを呼び込もうと、一畑電車(出雲市平田町)が8月、営業列車が走る本線を開放して電車の運転体験イベントを始める。最終電車発車後の夜間に松江しんじ湖温泉駅(松江市中原町)を出発し、同駅から約200メートル区間を往復する内容で、本線上での体験運転は全国の鉄道会社で初めての試みという。鉄道ファン垂ぜんの企画を提案し、利用者の拡大につなげる。 鉄道事業法では、本線上の電車を運転するには専用の免許を取得する必要がある。このため、各地の鉄道会社などが催す運転体験は、営業列車が走らない車庫内や廃止になった路線などでの走行に限られている。一畑電車は今回、国土交通省の了承を得て、最終電車が発車後、車両の進入を止める措置を取ることで本線上で体験運行できるようにした。 8月下旬以降(冬季を除く)の毎月1回、午後10時から約2時間実施する計画。営業用の電車を使用するため、運転する車両形式は当日の運行状
「C57」の動輪の再現製品(手前)とSLやまぐち号復活45周年記念のオリジナルヘッドマーク=山口市、山口グランドホテル 新山口ー津和野駅間を走る観光列車・SLやまぐち号が8月に運行45周年を迎えるのに合わせ、JR西日本が記念イベントを展開する。 1日には津和野駅(島根県津和野町後田)に到着した際、乗客に限定うちわを配布。津和野駅周辺の対象店舗で買い物した際に限定うちわを示せば記念プレゼントがもらえる。 3~12日には45周年のオリジナルヘッドマークを車両に設置して運行する。 実際の図面を基にSL「C57」の動輪を真ちゅうで再現し、1~4日の午後1~4時、津和野駅の待合室に展示する。 山口市内で26日に会見したJR西広島支社の広岡研二支社長は「地域に愛される列車として運行してきた。この夏休みの機会に改めて多くの方に乗車いただきたい」と話した。 1973年まで山口線を走っていたSLの復活を望む
京都鉄道博物館(京都市下京区観喜寺町)で16日まで、HOT7000系気動車「スーパーはくと名探偵コナン号」が展示されている。12月に智頭急行(鳥取県智頭町智頭)が30周年を迎えるのを記念して行われる。 内容は以下の通り。 ■車内見学(公開は4・5号車の一部) 16日(火)までで、受付時間は午前10時から午後4時半まで ■「鳥鐵の旅」智頭急行沿線地域PRイベント 日時:13日(土)~15日(月・祝)10:00~17:00(物販は10:30~16:30) 場所:本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリア 内容: (1)智頭急行・鳥鐵の旅PR ・智頭急行グッズ販売 ・鳥取県内の鉄道旅や「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」「関西万博とっとリアルパビリオン」のPR (2)キャラクターとのふれあい 1日3回(午前11時、午後1時半、午後3時)各回15分程度 ・智頭急行キャラクター「スーパーはくとくん」
鳥取県日野町がJR西日本と連携し、ふるさと納税の返礼品として出品した「JR根雨駅一日駅員体験」が26日、同駅であった。応募者は町の魅力に触れ、特急やくもの出発合図などを体験した。 [関連記事]JR根雨駅で一日駅長・駅係員体験を出品 ふるさと納税返礼品 日野町の玄関口、根雨駅で何かできないかと、JR西日本に提案したところ、今回の駅員体験が実現した。4月12日から5月15日まで先着順で受け付け、10万円の駅員体験に一人の応募があった。 「一日駅員」に委嘱されたのは、東京都練馬区の会社員、矢中淳さん(49)。運転士になるのが小さい頃からの夢で、現在は関東の私鉄で運転士として勤務している。 矢中さんは山陰への移住を検討していたところ、山陰中央新報デジタル(Sデジ)で駅員体験が出品されていることを知り、寄付を決めた。 矢中さんは制服に身を包み、JR西日本山陰支社山陰地域振興本部地域プロモーション課の
鉄道撮影スポットと交流サイト(SNS)を絡めた町の活性化案について考える生徒ら=鳥取県日野町根雨、日野高校 鳥取県日野町根雨の日野高校でこのほど、3年生が町の活性化を考える授業があった。町内でJR伯備線の観光資源化に取り組む久城雅文さん(60)を招き、鉄道の撮影スポットを生かした策を練った。 日野町の黒坂駅から根雨駅にかけては、列車の撮影条件が良い場所が集中することから、「撮り鉄」の間で知られる。 久城さんは授業で、撮影に来た人のニーズについて説明。列車の運行状況や日当たりの条件のため、早朝から昼にかけて多くの人が集まるといい、1~2時間の待ち時間や撮影スポット近くに飲食物を提供する店がほとんどないことなどを事業考案のポイントとして挙げた。 生徒は車座になって活性化案について検討した。待ち時間を活用したスタンプラリーや、オリジナルドリンクの提供を提案。隣の江府町のカフェに協力を依頼するなど
40年以上にわたりJR伯備、山陰線を走り、岡山-出雲市を結んだ特急やくもの381系電車が15日、定期運用を終えた。最後の国鉄型特急電車の雄姿を見ようと、沿線は多くの鉄道ファンでにぎわった。 【特集】特急やくも、381系は6月15日で引退…年表で思い出振り返る(1972~2024年) 381系では赤とクリーム色の車体の国鉄特急色と緑のやくもが14日に運行終了。15日は赤と白の塗装の「ゆったりやくも」(4両編成)が、やくも1号として最後の定期列車となった。午前7時すぎに岡山駅を出発し、途中の駅や撮影スポットでファンの見送りを受け終点の出雲市駅に到着した。 伯備線の根雨-黒坂駅間にある鳥取県日野町下榎の撮影地では、約20人のファンと和田隆根雨駅長が訪れ、汽笛を鳴らして通過する列車に手を振りながら見送った。東京都新宿区の会社員、多田高宏さん(30)は「往年の特急電車のイメージを残す車両が消えてさみ
鉄路での移動中、小さいけれど気配りを感じさせる「違い」を見つけた。 先週、会合に参加するため高知市へ出掛けた。最寄りのJR松江駅から初体験の「新型やくも」に乗り込み、伯備線で岡山駅へ。JR四国の特急「南風」に乗り換えて瀬戸大橋を通過。予讃線、土讃線を経由してJR高知駅を目指した。 新緑の時季は過ぎたが、中国山地と四国山地を彩る緑は鮮やか。時折見える渓谷も絶景だ。 松江―岡山間、岡山―高知間の乗車時間はともに2時間半余り。営業距離も変わらないのか、特急料金は全くの同額だった。 ただ...
智頭急行(鳥取県智頭町智頭)の西尾浩一社長が3日、看板列車の特急スーパーはくと(京都ー倉吉間)の車両更新構想を明らかにした。開業から30年を迎えて老朽化しており、新型車両でより快適な旅を提供する。共同運行するJR西日本と協議に入っており、5年程度先の導入を目指す。 同日、鳥取市内で開いた定時株主総会で報告した。 鳥取県などが出資する第三セクターの同社は1994年12月に開業した。スーパーはくとは大阪ー鳥取間を2時間半で結ぶ速さが売り。2023年度は53万2573人が利用した。 車両は34両あり、5両編成を基本に運用している。乗車率が平均40%程度であるのを踏まえ、編成を見直すなどして新型車両の数は絞る。どんな車両にするか、JRと協議を進めており、JRにも車両使用料として導入費を一部負担してもらう。 23年度の輸送人員は、スーパーいなば(岡山ー鳥取間)を含む特急列車が前年度比28・6%増の7
木次線の利用状況を示し、沿線自治体と協議入りしたい方針を説明する佐伯祥一支社長=米子市弥生町、JR西日本山陰支社ビル JR西日本が、利用が低迷する木次線の一部区間の在り方を関係自治体と協議したいとの意向を示した。「特定の前提を置かず、協議の進め方を含めて相談したい」と〝白紙〟を強調するものの、関係自治体は「廃止前提なら相談には応じられない」と反発。JR西の思惑通りに進むかどうかは不透明だ。(取材班) 「地域の利用実態に応じた持続可能な交通体系を地元と相談したい」。23日午後1時過ぎ、米子市内であった定例会見で、佐伯祥一山陰支社長が画面に映し出した木次線の利用状況を示しながら明らかにした。 意向表明は唐突だった。JR西から沿線自治体の担当課長レベルに事前の連絡があったのは同日午前。ただ、詳細は知らされず、情報把握に追われた。 把握後の受け止めには反発と戸惑いが表れた。協議入りの対象として挙げ
JR西日本が利用が低迷する木次線の出雲横田(島根県奥出雲町横田)-備後落合(広島県庄原市)間の公共交通の在り方を沿線自治体と協議する意向を示したことを受け、斉藤鉄夫国土交通相が24日の閣議後の会見で「どうやって地域交通を守っていくか。地域の関係者と真摯に議論し、丁寧な合意形成に努めることを期待している。JR西に指導していく」と強調した。 国土交通省は、赤字が続く地方鉄道再編に向け、鉄道事業者か自治体の要請に基づいて存廃を協議する再構築協議会を設ける制度を創設。JR西は出雲横田-備後落合間で、再構築協議会設置するかどうかは「選択肢の一つであるが、前提でない」との見解を示している。 斉藤国交相は、再構築協議会制度を創設した2023年の地域公共交通活性化再生法改正の趣旨に触れ、「鉄道事業者や地方公共団体など地域の関係者で十分な議論を行った上で、連携、共働を図り、地域や利用者にとって最適な形で交通
JR西日本が23日、利用者が低迷する木次線の出雲横田(島根県奥出雲町横田)ー備後落合(広島県庄原市)駅間の沿線自治体に、移動実態を相談する方針を明らかにした。 対象となる自治体は、島根県と同県奥出雲町、広島県と同県庄原市となる。 会見したJR山陰支社の佐伯祥一支社長は「できる限り早いタイミングで、現在の利用状況と今後の路線の在り方について、沿線自治体に説明する場を設けたい」と述べた。 地方鉄道は、人口減少やコロナ禍で利用者が減少している。JR西日本が協議を提案しても廃線を懸念する自治体との話し合いが進まないケースがあり、国の関与を強化し、利用促進を図るため特定線区の再構築協議会をつくり、最長でも3年以内に存廃の結論を出す。今回の自治体への相談方針に佐伯支社長は「協議会入りを前提とするものではない」としている。
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