リビアの元最高指導者、カダフィ氏が20日、カダフィ派の最後の拠点だった生地の中部シルテで死亡したと発表された。 シルテの戦闘では、息子や側近の死亡も伝えられた。反カダフィ派組織「国民評議会」を中核とした新生リビアの国造りが動き出す見通しとなった。 ◆黄金の銃◆ ロイター、AP通信などが伝えたところによると、20日朝、約100人のカダフィ派を乗せた40台前後の車列がシルテから西へ逃走。北大西洋条約機構(NATO)軍の戦闘機は車列を追尾し、上空から攻撃した。追跡した反カダフィ派の地上部隊と車列のカダフィ派との間で銃撃戦になった。その後、反カダフィ派部隊は、コンクリート製の排水管の中に隠れていたカダフィ氏を拘束した。カダフィ氏はカーキ色の制服に頭にターバンをつけ、英BBC放送によると、黄金製のピストルを持っていたという。 カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は、頭から血を流し、腰まで服を脱が