■ 「新党」花盛りである。 だが、こうした新党は、小選挙区制主体の次の衆議院選挙で議席を獲得できるのか。 現に、「みんなの党」の二人、「たちあがれ日本」の一人を除けば、他は、参議院議員か比例代表復活組である。こんな具合では、「永田町」の世界では、影響力を行使するにも、自ずから限界ががあるだろう。 たとえば、渡辺・江田党であるところの「みんなの党」は、元々の地盤もカバンもない新人候補を擁立して、「みんなの党」という看板だけで、小選挙区で何人を当選させることができるのか。 「鶏口となるとも牛後となるなかれ」」という言葉は、政治の世界では、大いなる「嘘」である。「鶏」と「牛」とでは、行使できる影響力に差がある。政治において、「力」や「数」がモノを言うのは、厳然たる事実である。。「鶏」を「モスラ」に化かす資金や人脈の裏付けがあるならば、ともかくとして、それができないならば、「牛」に踏みとどまって前
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