関西電力による節電要請を受け、JR西日本や関西の私鉄各社が間引き運転を含む節電を検討していた問題で、少なくとも7月下旬までは間引き運転を回避できる見通しとなったことが15日、関係者の話で分かった。複数の鉄道会社が関電と協議を始めており、運行に影響を与えない程度の電力削減で折り合ったとみられる。他の鉄道各社も追随する見通しだ。 鉄道各社は間引き運転について、今後の電力需給の見通しや、節電が必要な時間帯と削減率が関電から示されるのを待って決めるとしていた。 だが、関係者によると関電の担当者が15日、複数の私鉄を訪問。協議の結果、運行に影響しない範囲の節電量が示されたとみられる。原発の定期検査数が増える8月以降については、再度協議する可能性があるという。 関電は7月1日から9月22日までの平日午前9時~午後8時に、一律15%程度の節電を要請していたが、鉄道や病院などには柔軟に対応する考えを示して