家電量販店のデオデオやミドリ、エイデン、イシマルなどを全国で展開する「エディオン」(本社・大阪市北区)が、新店舗のオープンや店舗の改装に際して、納入業者に従業員を無償で派遣させるなどした疑いがあるとして、公正取引委員会は16日、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)の疑いで、本社や店舗など二十数カ所を立ち入り検査した。独禁法違反が認定されれば、課徴金の対象になる。 関係者によると、エディオンは家電メーカーなどの納入業者に、費用を負担せずに従業員を派遣させ、新店舗の開店準備や、店舗改装などをさせた疑いがある。また、不当な接客や、セールの際などに値引きを要請するなどしていた疑いも持たれている。