巨石遺跡ストーンヘンジの中心にある「祭壇石」について、およそ5000年前に、700キロ以上離れた場所から現在の場所まで運ばれたとの研究結果が発表された/David Goddard/Getty Images (CNN) 英イングランドの巨石遺跡ストーンヘンジの中心にある「祭壇石」について、およそ5000年前に、700キロ以上離れた現在のスコットランド北東部から現在の場所まで輸送されたという研究結果が発表された。 8月14日の科学誌ネイチャーに発表されたこの研究は、祭壇石の産地が現在の英ウェールズだったとする100年来の説を覆す内容だった。環状の巨石群の中央にある祭壇石は、ストーンヘンジの建造に使われたブルーストーンの中で最も大きく、6トンの重さがある。 「この石は恐ろしく長距離、少なくとも700キロを旅してきた。この時期の石碑に使われた石の輸送距離としては、記録に残る限りで最も長い」。論文共