トラックが後退するときに「バックします、ご注意ください」という音声を流す装置「ボイスアラーム」。国土交通省は10日、歩行者の安全を確保するため、2020年1月以降製造する新型車全てにボイスアラームの導入を義務づけることを決めた。 義務化するアナウンスは「バックします」「右(左)に曲がります」「止まります」「発車します」の5種類になる見込み。今後普及が進むとみられる電気自動車や燃料電池車は、駆動が静かな電気モーターで走るため、歩行者が車の接近に気付きにくい問題が以前から指摘されていた。 遅かれ早かれ内蔵する機能だった――。国交省の決定について、ある自動車メーカーの開発担当者はこのように話す。義務化に対する業界からの反発も予想されたが、取材に応じた各社の反応は意外にも冷静だ。 メーカー各社は2020年をめどにAI(人工知能)による自動運転技術の開発に取り組んでおり、このような自動車のスマート化
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