NoSQL登場の背景、CAP定理、データモデルの分類
その例としてBeck氏自身が過去に取り組んできた生命保険会社のアプリケーションを例に挙げます。そのアプリケーションでは毎日のようにスキーマが変化するため、SQLとORM(Object-Relational Mapping）では対応できず、オブジェクトデータベースのGemstoneを利用することで対応できたと述べています。 こうしたSQLだけでは満たせないさまざまな要件、上記の図にあるようにスキーマの可塑性、スケーラブルなデータ読み込み、書き込み、処理の柔軟性などを満たすために、リレーショナルデータベース以外のNoSQLな製品が開発された。これがNoSQLの登場の背景にあるとBeck氏は解説します。一方で、こうしたさまざまなNoSQLを、NoSQLという言葉で表すのは適当ではないという憂慮も示しています。 Here is where the futility of defining NoSQ
[クラウド]CAP定理とクラウドのデータベースについて - PSI Labs
（2012/01 追記：以下の記述には誤解に基くものがあります。その点について指摘頂いたコメントも合わせてお読み下さい） CAP定理などについて勉強したことを自分なりの言葉で纏めてみました。 CAP定理とは、２０００年にカリフォルニア大学のエリック・ブリューワー教授によって提唱された定理で、 データベースはデータの一貫性（Consistency）、可用性（Avilability）、分散性（Partition）の内、 ３つを同時に満たすことはできない、という理論である。 具体的にどういうことか？ サーバが地球と海王星の２点に分散されているシステムがあると仮定する。 （このシステムならば地球が消滅しても海王星にデータが残るのでフリーザ親子が攻めてきても安心である。） ある時、地球サーバのデータがＡ→Ｂに更新されたとする。 しかし海王星までは光の速さでデータを送信しても４時間以上掛かるため、 そ
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