ブックマーク / mess-y.com (13)

  • シェイクスピア劇の魅惑のヒロイン、無限に変化する女王クレオパトラ - wezzy|ウェジー

    私が信用するのは私の決意とこの手だけ[。] (ウィリアム・シェイクスピア『アントニーとクレオパトラ』、小田島雄志訳、白水社、2001、第4幕第15場51行目) 前回は「読書会に理屈っぽい男は邪魔? 女性の連帯を強める読書会の歴史を探る」で性格批評、あるいはキャラクター批評と呼ばれている手法をご紹介しました。今回はウィリアム・シェイクスピア没後400周年記念の年である2016年最後の連載ですし、私が最も気に行っているシェイクスピアのキャラクターについて書いてみたいと思います。『アントニーとクレオパトラ』(Antony and Cleopatra)のヒロインである古代エジプトの女王、クレオパトラです。 異色のヒロイン 『アントニーとクレオパトラ』は、エジプト女王クレオパトラとローマの三頭政治の一角であるマーク・アントニー(これは英語式で、ラテン語表記ではマルクス・アントニウス)の恋と政治的駆け

    シェイクスピア劇の魅惑のヒロイン、無限に変化する女王クレオパトラ - wezzy|ウェジー
    Coboler
    Coboler 2016/12/10
    "女性に対するダブルスタンダードやお堅い性道徳を超越した規格外のヒロインがクレオパトラなのです。"
  • 「勃起と射精」に拘泥する男の“性欲”と、ニッポンの「性教育」 - wezzy|ウェジー

    男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男子の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。1人目の先生としてお招きしたのは、長年「男子の性教育」の問題に携わり、『男性解体新書』『男子の性教育』(いずれも大修館書店)などの著書を持つ元一橋大学非常勤講師の村瀬幸浩さんです。 一定数の男子が抱く「射精に対する嫌悪感」の原因とは?清田代表(以下、清田) 僕は昔から、自分の男性性に嫌悪感と恐怖心を抱いていました。中1で初めてチン毛が生えたとき、なぜか猛烈に悲しくなってカッターナイフで剃っていたし、同じく中1で初めて夢精をしたときは、怖くなってパンツを近所の公園まで捨てにいきました。また、19歳で初めて恋人とセックスしたときは、お互い初めてだったというのもあり、血のついたコンドームを見てひどい罪悪感に襲われたのを覚えています。 村瀬幸浩先生(以下、村瀬) それは大変

    「勃起と射精」に拘泥する男の“性欲”と、ニッポンの「性教育」 - wezzy|ウェジー
  • 「女の子」を愚弄した秋元康を<断罪>する  『glee』が私たちに教えてくれたこと - messy|メッシー

    アメリカの人気テレビドラマ『glee』でひときわ印象的な場面がある。将来ブロードウェイ・スターになると公言し、glee部(合唱部)でも堂々リードボーカルをとるヒロイン・レイチェルが、純朴ハンサムジョック(体育会系)のフィンを巡って、学校一の美人でチアリーダーのクィンと争う場面だ。 クィンはレイチェルを「フィンのことは諦めなさい、あなた都会に出てスターになるんでしょ。あなたには才能があるじゃない、キャリアと男、二つを同時に得るなんてできないのよ。一つを手に入れたら片方は諦めなきゃいけないの」と説得しようとする。 このクィンを演じる女優が、HKT48の新曲『アインシュタインよりディアナ・アグロン』の中で歌われているダイアナ・アグロンである。 「アインシュタインよりディアナ・アグロン テストの点以上 瞳(め)の大きさが気になる どんなに勉強できても 愛されなきゃ意味がない スカートをひらひらとさ

    「女の子」を愚弄した秋元康を<断罪>する  『glee』が私たちに教えてくれたこと - messy|メッシー
  • 少女漫画の共感過剰/ハーレムラノベの自立した女の子。コンテンツに潜むフェミニズム - messy|メッシー

  • 『マッドマックス』におけるフェミニズムと、マゾヒズムによる権力の解体 - messy|メッシー

    大評判の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観てきました。 この映画の感想を一言で言えば、「火を吹くギター、疾走するバイク、飛び交う銃火器の弾丸、のべつまくなしの射精表現。だから、これだけジェンダースタディーズな内容でも、マッチョな人にとっては副音声にしかならず、文句が出ないのかなあ」というものです。 Twitterなどで、フェミニズムに関心を持つアカウントたちが、続々とマッドマックスにむせび泣き狂喜乱舞している理由は明白です。 「ヒャッハー!!!!」な世界観の中で、坊主頭に目の周りを真っ黒に塗り、メカニカル義手を使って銃火器の扱いも車の運転もお手の物な女戦士「フュリオサ」役のシャーリーズ・セロンが最強にカッコイイばかりでなく、独裁者「イモータン・ジョー」の嫁(性奴隷)という立場から、フュリオサの力を借りて逃げ出した5人の女性たち「ワイブズ」一人一人を“思考する人間”として描いること。

    『マッドマックス』におけるフェミニズムと、マゾヒズムによる権力の解体 - messy|メッシー
    Coboler
    Coboler 2015/07/03
    "物語中盤以降に登場する、砂漠で戦うババアたちが必死に守ってきた様々な植物の種は、「フェミニズムの歴史」そのものととらえることができます"
  • 元アゲ嬢の現役キャバ嬢社長が持つマインドは「フェミニズム」そのものである - messy|メッシー

  • 「胎内記憶はありまぁす!」派に感じる違和感…。全力でツッコみます。 - messy|メッシー

    精子、卵子にも記憶がある。そう記述して、かの有名(?)な日トンデモ大賞2009にもノミネートされた『胎内記憶―命の起源にトラウマが潜んでいる』(角川SSC新書)。最近ではこの分野に興味を持つ人が増えているようで、雑誌などで取り上げると大きな反響があるそうです。 そもそも胎内記憶とは? ドキュメンタリー映画『うまれる』(豪田トモ監督。2010年)の公式HPでは、以下のように説明されています。 “胎内記憶とは「母親のお腹の中にいたときの記憶」のこと。細かくは、陣痛から誕生までの「誕生記憶」、お腹に来る以前の「中間生記憶」などにも分けられますが、一般的には「産まれる前の記憶」を総括して「胎内記憶」と呼んでいるようです。” 前出の『胎内記憶』の著者である池川明医師は、言わずと知れた胎内記憶研究の第一人者。によると、子供の口から語られているのは「ぐるぐる回って泳いでいた」「ひもでつながれていた

    「胎内記憶はありまぁす!」派に感じる違和感…。全力でツッコみます。 - messy|メッシー
  • 婦人科系トンデモの代表格「経血コントロール信仰」は、アレと似ている!? - messy|メッシー

    〈昔の女性はできていた〉と巷でうたわれている、女性特有の機能があります。それが、〈経血コントロール〉。 生理のときに流れ出る〈経血〉は、紙ナプキンかタンポンなどに吸収させるのが一般的です。ところがそれを、たれ流し状態の〈おもらし〉と呼び、〈来は骨盤底筋の力で尿のように排泄をコントロールできていた=経血コントロールができるハズ〉というのです。平たく言うとおしっこのように体内に一定時間ためておき、トイレでジャーッと経血を出すのが当たり前であるとのこと。 実はこれまでに紹介した布ナプキンもジェムリンガも、〈経血コントロール〉に役立つとうたわれているアイテム! ネットをざっと検索してみると、子宮や卵巣の声に耳を傾け(なんじゃそりゃ)、女性の体の神秘を日々実感したいという人たちが、経血コントロールを推しているようです。そして皆、口をそろえて言う決まり文句が「昔の女性は、できていたんです」。 ま、マ

    婦人科系トンデモの代表格「経血コントロール信仰」は、アレと似ている!? - messy|メッシー
  • 膣にパワーストーンを挿入!? 「ジェムリンガ」でのヒーリングがハードコアすぎる - messy|メッシー

    突然ですがみなさん、「膣」に何を入れますか? 多くの女性は、まず生理中にタンポンでしょう。性生活でなら指、性器、またはそれに準ずるもの。病院では内診のために器具、治療のために薬を入れる場合も。ここまでは、ごくノーマル。少しハードになると、ピンポン玉や電球などのちょっと変わった「異物」を入れる方もいるようです。麻薬の密輸など、犯罪シーンで活用されるのも昔からの定番ですよね(そうか!?)。 さて、そんなさまざまな〈挿入シーン〉のなかでも群を抜いて異質なものがありました。〈膣にパワーストーンを入れる〉というヒーリング法です。な、何だそりゃ!? パワーストーンとは、スピリチュアル界において特殊な力が備わっていると考えられている石のこと。古くは呪術に使うという文化もありましたが、いまではインテリアやアクセサリーなどで、気軽に取り入れられるアイテムも豊富です。 ところが、昨今のカジュアルなノリとは真逆

    膣にパワーストーンを挿入!? 「ジェムリンガ」でのヒーリングがハードコアすぎる - messy|メッシー
    Coboler
    Coboler 2014/10/23
    “子宮の低温化を懸念されている助産師さんが中心となってユーザーとなり、ジェムリンガの必要性を語っておられます"助産師…!
  • 「元AV女優」の過去を暴き、女性を記号まみれにして大悦びのオジサンたち - messy|メッシー

    Coboler
    Coboler 2014/10/09
    "自分たちにとっておいしいオカズとなりえる記号だけを、ツマミ食いしているのですね。"
  • 布ナプ専門店潜入レポ。「紙ナプキンで子宮汚染」など数々の超理論に唖然! - messy|メッシー

    私の知らぬ間に、子宮は毒を吸いあげる臓器になっていたようです。 「性器の粘膜は、体のどこよりも吸いあげる力が強いんです」 「子宮に化学物質がたまるので、それを洗い流そうと経血の量が増えるんですよ」 笑顔でそう話してくれたのは、推定20代くらいのオシャレな女子店員さん。そしてここは都内のオシャレスポットD山にある、「布ナプキン専門店」。自然光が差し込むナチュラルな雰囲気の店内で女子気分を満喫していたところ、一瞬にしてツンドラの大地へ降り立った気分へと早変わりしました。もしかして、ヤバい店に足を踏み入れてしまったのだろうかと……。 「布ナプキン」とは、10数年前から、エコロジー指向の強い人たちのあいだで注目されはじめたという〈布製生理用品〉のこと。ポピュラーな使い捨てタイプの紙製と違うのは、洗ってくり返し使える点です(紙おむつVS布おむつのようなものです)。私も今まで、チラホラと気にはなってい

    布ナプ専門店潜入レポ。「紙ナプキンで子宮汚染」など数々の超理論に唖然! - messy|メッシー
    Coboler
    Coboler 2014/10/07
    なかなか味わい深い記事でした。トンデモがトンデモとわかる記者さんで良かった。
  • ハート・ウォーズEP2 スピリチュアルジャンキーの攻撃-拒絶は最大の防御 - messy|メッシー

    Coboler
    Coboler 2014/10/02
    "「信仰しなければ呪われるよう な、自分と異質なものを排するような思想にはよりいっそう共感でき ません」と、相手が「強制的同調を求めている」という事実を明示す ることが効力を発揮するだろう。"
  • 「小悪魔ageha」から「LARME」へ受け継がれなかったもの - messy|メッシー

    2014年4月15日、キャバ嬢のバイブルと呼ばれた「小悪魔ageha」を発行する株式会社インフォレストは事業を停止し、事実上の倒産となった。 「小悪魔ageha」の他にも、「BLENDA」(角川春樹事務所)、「egg」(大洋図書)、「Happie nuts」(インフォレスト)など、今年はギャル雑誌の廃刊・休刊が相次いだ。その中で急激に知名度を上げているのが、全盛期の「小悪魔ageha」編集部に在籍した中郡暖菜(なかごおり・はるな)が編集長として立ち上げた「LARME」(徳間書店)である。 雑誌立ち上げの経緯や、「小悪魔ageha」の没落と「LARME」の台頭の時期が重なっていることから、両誌は類似性や差異を語られることがあるのだが、「病み・メランコリーの共感とファッション化」「真摯に語りかけるキャッチコピーの熱量」「Photoshopでの修正具合」など、確かに重なる部分は多くある。 今回は

    「小悪魔ageha」から「LARME」へ受け継がれなかったもの - messy|メッシー
    Coboler
    Coboler 2014/09/25
    " ヤンキー的ではあっても、「より良い明日のための」マニフェストを唱える「小悪魔ageha」の心意気は尊いものであった。 "
  • 1