2007年春、NokiaとSiemensの通信インフラ部門が合併して誕生したNokia Siemens Networks(ノキアシーメンスネットワークス)。携帯電話の世界では、Ericssonに次ぐ世界第2位の基地局メーカーとして知られている。日本でもソフトバンクモバイルの基地局を手がけているほか、パナソニック モバイルコミュニケーションズや富士通と提携し、共同でNTTドコモのLTE(Long Term Evolution)ネットワークを構築することを発表した。ベンダー再編などで激化する通信インフラ業界における同社の優位性や、世界の中での日本市場の位置づけなどについて、日本法人のノキアシーメンスネットワークスで代表取締役社長を務める小津泰史氏に聞いた。 ――(聞き手:日高彰) 通信インフラベンダーとしてノキアシーメンスネットワークスが発足して1年9カ月になりますが、エンドユーザーにはあまり
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