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漫画と物語論に関するCrowserのブックマーク (10)

  • Something Orange - 〈ネギま〉と〈デスノ〉に見る独裁者の孤独。

    初回限定版 魔法先生ネギま!(16) (プレミアムKC) 作者: 赤松健出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10メディア: コミック購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (116件) を見る 〈魔法先生ネギま!〉の今後の展開にかんする話。長いです。 つまりね、世界には、ルールとか過去と理(ことわり)があります。一番大きなものは、時間は元に戻せない、ということです。あたりまえですが(笑)。 しかし、それを個人の動機で曲げてしまうと、その動機の出発点は、家族を殺されたくないとか言う純粋な動機でも、それに波及して、その代わりに誰かが死んでしまったりすることが発生してしまいます。 だから、個人の動機で、世界の理を曲げることは、許されないんです。倫理的に。 「起きてしまった事」は、受け入れこと以外の選択肢がないんです。 何かを変えるならば、「過去を変える」のではなく、「未来

    Something Orange - 〈ネギま〉と〈デスノ〉に見る独裁者の孤独。
  • ジョジョにおける運命論

    http://www.kiyori.co.jp/~kiyori/impossible/ http://www.kiyori.co.jp/Users/kiyori/impossible/ColaArrow.htm どうみてもスタンド能力です。当にあry 面白いです。つかコーラビンってこんなにきれいに穴が開くんですね。。 矢の材質がポイントと見ました。例えば石材とかだとムリかと。 ややネタバレです。 ここ数回のスティール・ボール・ランの充実っぷりは素晴らしすぎますね。しかしこの作品、荒木氏の世界観、人生観が新たな局面に達しつつあることを如実に感じさせます。感銘を受けたので、ちょいと「ジョジョ」について書いてみます。 「ジョジョの奇妙な冒険」は荒木飛呂彦氏のライフワーク的作品で、緻密な絵と大胆な構図、魅力的なキャラクターと台詞回しで大きな支持を得ています。現在までに87巻が刊行されており、7つ

    ジョジョにおける運命論
  • Something Orange - 『SLAM DUNK』は「やおい関係」、『マリみて』は「仲良し関係」

    一昨日の記事に関して、このようなコメントをいただいた。 男性が描く女性同士の関係では、すぐにいがみあいが発生する、というようなことをよしながさんが言っていて、これにも強く納得しました。そういう世間一般の視線があるのは、事実だと思います。 一理ある。ただ、必ずしも男性作家だけに限らない話だとは思う。女性作家の描く女性同士の関係でも、すぐ「いがみあい」になるものは少なくない。 さて、それでは「やおい関係」(参照)と「いがみあい」の違いはどこにあるのだろうか。それはその関係が自分を高めるかどうか、という一点にある気がする。 よしながふみは女性同士の「やおい関係」の一例として『ガラスの仮面』を挙げているらしい。これはわかりやすい。 ガラスの仮面 (第1巻) (白泉社文庫) 作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1994/03/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この

    Something Orange - 『SLAM DUNK』は「やおい関係」、『マリみて』は「仲良し関係」
  •  よしながふみと「やおい」な関係性 - Something Orange

    「メロディ」4月号のよしながふみ&羽海野チカ対談がおもしろい。 見た目仲良くないんだけど、お互いの力を認め合ってて、それでその人が当に困った時には手を貸してやる関係みたいなものを、やおいだと私らは呼んでいて、 と、よしながふみが言っているのを読んで、目からウロコが落ちた。 「友情」や「愛情」という言葉では名指すことのできない関係性があって、それを「愛だろこれは!」と読み替えるのが「やおい」、そう自分などは思ってきたのだけれど、その読み替えの前提となる関係性(元ネタ)そのものに遡って、その名づけがたさ故に、「やおい」という名が与えられる、という興味深い事態。 で、さらに興味深いのが、「やおい」的な関係性の実例として、「TricK」の仲間由紀恵と阿部寛が挙げられていること。つまり、男女でも「やおい」でありうる、とよしながふみは言う(もちろん、女性どうしでも)。 ――「男女の友情は可能か?」と

     よしながふみと「やおい」な関係性 - Something Orange
  • ユリイカ・「BLスタディーズ」京山あつきインタビュー。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない

    ユリイカ2007年12月臨時増刊号 総特集=BL(ボーイズラブ)スタディーズ 作者: やまねあやの,西田東,京山あつき,草間さかえ,鈴木ツタ,トジツキハジメ,アユヤマネ,三浦しをん,金田淳子,玉兎出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/12/25メディア: ムック購入: 4人 クリック: 134回この商品を含むブログ (56件) を見るこれ、いまだにほとんど読めてません。あまぞnで注文して届いてから幾日か過ぎてるのですが、私は、特にこういう論文の場合、「読みたい!」という衝動が駆られたときにしか読まないのです。なので、今のモチベーションでは大事なテーマであるBL論(と言うか今回の“も”腐女子論でしょうか?)を読む気がしない・・・。*1 そんなわけで今のところ読了する気配がないので(年内に読める気がしない)、とりあえず作家インタビューのほうだけでも取り上げて今年のユリイカへの言葉とさせ

    ユリイカ・「BLスタディーズ」京山あつきインタビュー。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない
    Crowser
    Crowser 2011/09/29
    BL作品における「リアル」を巡って。
  • 『ストーンオーシャン―ジョジョの奇妙な冒険 第6部』を読む - 濱野智史の個人ウェブサイト@hatena

    はじめに ユリイカ2007年11月臨時増刊号 総特集=荒木飛呂彦 鋼鉄の魂は走りつづける 出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/11/26メディア: ムック購入: 5人 クリック: 886回この商品を含むブログ (130件) を見る 大変いまさらな話題なのですが、『ユリイカ』の荒木飛呂彦特集(11月臨時増刊号)を年末に購入して読みました。そうしたらやっぱりジョジョを読み返したくなってしまって、年末年始からマンガ喫茶で読みふけっています(最近出た第4部のノベライズ版も購入したのですが、残念ながらまだ読めていません)。個人的には、ジャンプを読み始めた頃にちょうど始まったということもあり、「第4部」が一番好きなんですが、やはりラストの圧倒的な感じは「第6部」が抜群だと思っています。そこで唐突ではありますが、以前、第6部について個人的に書いてみた文章があるので、少し手を加えて、ここにアップ

    『ストーンオーシャン―ジョジョの奇妙な冒険 第6部』を読む - 濱野智史の個人ウェブサイト@hatena
  • 王様を欲しがったカエル |承認欲求と抑圧(娯楽作品のパターン解析)

    休息と平行して次回作構想のために資料の収集を開始。同時にオタク心を満たすべく『ナポレオン獅子の時代』(長谷川哲也)の9巻と『魔人探偵脳噛ネウロ』(松井優征)の16巻を購入。どちらも面白い。誰だよ、最近のマンガはつまらないとか言ってた奴らは? 十分に面白いじゃないか。 特にネウロは最近になってサブディレクターから推奨されて読み始め、すっかりはまっている。私は推理モノを読まないので、タイトルからわず嫌いをしていたのだが、これは完全な失敗だった。週刊少年誌で、こんなナチュラルにSMを扱っているとは……いい時代になったもんですな。次回作では、是非ともネウロが弥子にやらせようとしていた『バク宙土下座』を超える新技を実写で編み出さねばと、創作意欲をいたく刺激される。 私がネウロに入れ込んでいる理由は童話の『長を履いた』と同じで、主人公が不特定多数からの承認欲求を欲していないからだ。つまり、みんな

    Crowser
    Crowser 2011/09/29
    「我慢」「諦め」「成功確率」の三つを軸にした分析
  • 1578. 少年漫画の「死」というリアルについて - Snow Swallow

    今週号の『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』の感想を軸に、現代型少年マンガにおける「死」について、また持論を記述してみました。べ、べつにこんなの、一般論だなんてちっとも思ってない…っ!(///) フラグバッキバキだなペイジさん! 今話の第88条『希望』は、ムヒョロジ大ファンを自認するオレから見ても、大失策としか思えなかった。 「悪魔なのに人間如きにサービスするとは何事だ!*1」とか、「そんな偶然に今井さんと遭遇できるなら、不時着した意味は何だったんだ!*2」とか、「悪魔長と『肉体の契約』を交わしたのに、後から回復できるんかい!*3」とか、「どうしよう、『ハラシャケ』が美味しそうで困ってます…」とか、そんな低次元な話ではなくってね。 心の底からの願望として、ペイジさんには死んで頂きたかった。と主張すれば、過激派と捉えられるかもしれない。そんな些細な誤解なんて承知です。 ペイジさんは今週で死

  • なぜ長編漫画は、範馬勇次郎ポジションを導入できないのか。 - hke1120の日記

    範馬刃牙 2 (少年チャンピオン・コミックス) 作者: 板垣恵介出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2006/04/07メディア: コミック購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (39件) を見る 範馬勇次郎とは発明である。いや第一人者としてのという意味では少々違うのかもしれない。究極としての、完成形としての、それである。 「登場人物中唯一、アウト・オブ・ルールな場所に棲息し(すなわち物語と主従関係にいない)、物語世界を縦横無尽にかつ傍若無人にかけることができ、物語の潮流に規格外の超弩級の極太に血管の張った横やりを突ける存在」としての範馬勇次郎。 ぐらぐらと緊迫と閉塞を保つジェンガにいきなりタックルされたかのようなインパクトと、そのリセット感。巨大化しつつも鈍足になってしまう長編漫画のパワーバランスとして、核ミサイルのスイッチのように機能するのが、範馬勇次郎である。実際ボ

    なぜ長編漫画は、範馬勇次郎ポジションを導入できないのか。 - hke1120の日記
  • 「運」に縛られる麻雀を漫画で描くにはどうすればいいのかという話 - ポンコツ山田.com

    同じテーブルゲームの中でも、麻雀将棋や囲碁、チェスなどと違うのは、運の比重が圧倒的に大きいことです。プレイヤー各々でその按配に意見はあるでしょうが、私は7:3で運だと思っています。麻雀では、自分に隠されている情報が卓上に溢れているために、運の比重が大きいのです。 将棋や囲碁は、どのように駒を動かしたり石を置くかについて、ルールに則っていさえすれば各プレーヤの自由ですが、そのルールさえ知悉していれば相手が何をするか予測できますし、それを考えるための要素は全てプレイヤーの目の届くところにあるのです。例えば将棋なら、駒は全部で40枚ですが、それは初めから全て盤上にありますし、相手の駒を取ったり自分の駒が取られても、その行方ははっきりと晒されています。 ですが、麻雀の全136牌の内、初めから所在がわかっているのは自分の手牌の13枚(親なら14枚)+ドラ表示牌1枚の、計14(15)枚でしかないので

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