※性暴力に関する記述が含まれる原稿です。 GWが明けたころからツイッター上でにわかに話題になったのが、『連ちゃんパパ』です。話題になった理由は、主人公をはじめとした登場人物がそれぞれクズ要素を抱えていることと、パチンコ沼の闇、そして描かれる内容のえげつなさと、ほのぼのタッチの絵柄のギャップ。 「吐き気をもよおす邪悪」とも表現されるそのクズっぷりを、怖いもの見たさで見ちゃった人も多かったものと思われます。 私は性暴力を取材するライターなので、このマンガでの数々の邪悪エピソードの中でも最も読者をドン引きさせている「主人公の強姦事件」に興味を持ち、ちょっと全巻購読してみました。 今回書くのは、被害者視点での『連ちゃんパパ』強姦エピソードについて、です。 被害者が加害者になる連鎖 『連ちゃんパパ』を公開している『マンガ図書館Z』公式サイトより まず、『連ちゃんパパ』(作・ありま猛)は1990年代に
![クズ主人公が話題の『連ちゃんパパ』強姦シーンに見るリアル(小川たまか) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/800c7984a027e81399eb7c21eae4da8169a79571/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fqjweb.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F04%2Fogawatamaka.jpg)