アフリカ最大の石油産出国であるナイジェリアのムスタファ・ガジボは大学を3年で中退し、電気自動車(EV)のスタートアップを立ち上げた。太陽光パネルを搭載した同社の電気自動車に、今や、国や自治体も注目している。 by Valentine Benjamin2023.05.01 2 4 ナイジェリアの人々は、ガソリンを買うため長い列に並んだり、バスの運賃が乱高下したりすることに慣れっこになっている。 ナイジェリアはアフリカ最大の石油産出国でありながら、住民は安定供給の恩恵を受けられていない。 ムスタファ・ガジボ(30歳)は、この問題の緩和に取り組んでいる。ガジボは北東部の都市マイドゥグリでスタートアップ企業フェニックス・リニューアブルズ(Phoenix Renewables)を創業し、国産の電気自動車産業を立ち上げているのだ。 ガジボは大学3年で中退して同社の経営に乗り出した。最初のプロジェクトは
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