ここ数回、日本中にあふれる(主に)スピーカーから発せられる注意・警告・感謝・宣伝などの「音」の問題を扱っていますが(17年9月22日配信『日本で「お節介な注意放送」が流れる根本理由』)、「コメント」の中には、まるで的外れな批判や意見が多く、それらに順次丁寧に答えていこうと思います。 まず、エスカレーターの放送が「ある」のは、エスカレーター事故があったときのための設置者側の責任回避(軽減)のため、という意見は完全な間違いです。というのは、私が問題にしているのは、あの「エスカレーターにお乗りの際は、ベルトにつかまり……」という繰り返しのテープ音という手段であり、これを廃止して視覚的な掲示だけでも、(視覚障碍者用にエスカレータの場所を教えるピーン・ポーンという音だけを残せば)必ずしも裁判で負けないだろうからです。 事実、ごくたまにエスカレーター事故がありますが、その多くは、逆走はじめエスカレータ
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