2年前、視覚障害者専門のナレーションサービス「みみよみ」が誕生した。視覚障害者の強みである声を生かし、彼らの就労機会の増加も目指す取り組みだ。代表の荒牧友佳理さんは、全盲の両親に育てられた。そのときの生活が「みみよみ」のビジネスにつながっている。一方、両親は友佳理さんら3人の子どもを育てたというが、苦労も多かった。両親と荒牧さんに話を聞いた。(ライター・庄司里紗/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) ある配管企業のPR動画。女性の明瞭な声でナレーションが語られる。 <コロナ禍であっても私たちが工事を続ける理由は……> このナレーションをしているのは、「みみよみ」(東京都千代田区)に所属するナレーターだ。同社には20代から50代までの6人のナレーターが所属するが、共通しているのは視覚障害者であることだ。 「ナレーションの技術は奥が深く、一朝一夕に身につくものではないので、プロによる
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