来年、本格的なサービスが始まる次世代の通信規格「5G」に対応するスマートフォンは、4年後の2023年時点で、全体の3割ほどと、比較的緩やかに普及が進むという民間の予測がまとまりました。 これは、調査会社の「IDCジャパン」がメーカー各社などへの調査をもとにまとめました。 それによりますと、「5G」に対応するスマートフォンの国内での出荷台数は、2023年に約870万台と全体の28.2%になる見通しで、普及の速度は比較的、緩やかになるとしています。 高速・大容量の特徴を生かした映像の配信サービスなどが登場する一方、対応するスマホは当初、高価格帯のモデルが中心になることを理由に挙げています。 また、5Gの携帯通信サービスの契約数は、工場の自動化など産業分野での契約も合わせると、2023年時点で全体の13.5%になり、通信網の整備やスマホの普及が広く進むのは、2025年ごろになると予測しています。