今日は「被曝」とはなんなのか、どのくらい怖いのか(怖くないのか)について少し書いてみます。「被曝」って言葉自体が怖いですよね。なんかとくに「曝」が怖い。「被爆」って誤変換されたりすることもあって、そうなるとますます怖い。なので、まずは言葉の意味を理解しましょう。まず「曝」です。「一般とは異なる環境に」に「曝す(さらす)」ことを「曝露」(暴露と書くこともありますが、ここでは曝露で統一しますね)とよんでいます。私たちは「曝露」を「秘密をあかすこと」の意味で使いますが、科学者は違う意味で使っているんですね。「紫外線に2時間曝露した結果、どうしたこうした」という表現をするわけです。国際宇宙ステーションの(室内ではなく)外部に設置された実験装置は材料曝露実験装置と呼ばれますJAXAの「きぼう」には「曝露部」という実験スペースがあります。宇宙環境に「曝す(さらす)」から曝露部というわけです。生物学でも
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