衆院予算委員会理事会は10日午前、同日の予算委の外交や経済、情報管理などをテーマとした集中審議をNHKテレビで中継放送するかどうかをめぐって紛糾し、委員会は30分遅れで開始した。 自民党の武部勤筆頭理事らによると、9日の理事会で、野党側が集中審議のテレビ中継を要求。中井洽衆院予算委員長が、民主党の中川正春筆頭理事にNHKの中継について「努力する」よう求めた。しかし、与党側はNHKへの中継要請を行っていなかった。 このため、この日午前の理事会では、テレビ中継を求めて野党側が強く反発し、再度、テレビ中継するかどうかを協議。この日午前の民主党の岡島一正氏の質疑の持ち時間1時間のうち30分を削って午前10半から審議を開始し、午前11時ごろからNHKでテレビ中継することで合意した。