時事 | 16:51東京都の「と」条例。先回の「非実在青少年」規制が否決されて一安心かと思いきや、即座に改正条例案提出。 この条例案をして戦時中の表現規制、ことに治安維持法に例えて批判する人も多いわけですが、個人的にはその例えは、条例と法律、政治的表現と猥褻表現、規制手段の多寡等等、異なる部分はあれども、それほど的外れだとは思ってなかったりします。 恣意的運用の危険性、威嚇効果による現場の萎縮、自主規制の蔓延などもそうですが、もう一点。条例改正反対運動が起きている当初から、個人的に危惧している共通点があるのです。とりあえず、奥平康弘『治安維持法小史(岩波書店)』から思うところを一つ。治安維持法小史 (岩波現代文庫)作者: 奥平康弘出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/06メディア: 文庫クリック: 17回この商品を含むブログ (11件) を見るまずは、その肝心の「治安維持法」なる
山下洋輔の新刊エッセイ「ピアノ弾き即興人生」を読んだら、おもしろいくだりがあった。 音楽を職業としていると、どうしても音楽を普通に聴くことはできなくなる。それゆえテレビから流れるちょっとした音楽にも苛立ってしまうというお話。どんな音楽であれ、耳に入ってくると、つい批評したり、なにかをそこから学ぼうとしてしまうという。落語やNHKの「ラジオ深夜便」といった人の言葉を誘眠剤代わりに聴くときがあるけれど、音楽ではそうはいかない、眠るどころではないらしい。 たとえば、昔の歌謡曲でも、六〇年代ヒットパレードでも、モーツァルトでも、聴こえたとたんに神経がピリピリする。「そうか、こういう風に曲を作っていたのか」「この編曲はどうなっているのか」「この曲が作られた背景にはどういう社会的音楽的状況があったのだろう」などと要らぬ考えに迷い込む。そのうち、自分の知識の無さに情けなくなったりして、安らかに眠るどころ
メディア | 10:54 | | Webの世界では、毎日のように新しいサービスやコミュニティが生まれています。しかし、実際には登録したものの、あまり使わなくなり、サイト自体もいつの間にか消えていってしまうことも。。。 サイトの人気を維持し、コミュニティとして発達し続けていくようにするためには、コミュニティライフサイクルを理解する必要がある、という記事がありましたので、紹介します。 HOW TO: Manage a Sustainable Online Community 技術への過大な期待と次のような3つの誤った考え方が、コミュニティ存続に悪影響を及ぼしている。 コミュニティを作ればユーザーが集まるオンラインコミュニティでよくある誤解だ。いくつかの技術セット(ブログ、フォーラム、Wikiなど)を用意すれば、ユーザーが自動的に増えて、集まり、活発なコミュニティができていくという前提だ。これは
Twitterでつぶやいたのだけれど、シャワー浴びながら考えていたら 結構、よいかもしれないアイデアが2つ浮かんだのでメモってみます。 問題点 現在のニコニコ動画の問題点として、 ある特定のコミュニティの動画が強くなってしまっています。 例えば「ボカロ」「アイマス」「東方」の御三家などです。 そのため、一般の人が初めてニコニコ動画を始めて見ると、 ある程度知識がないと面白くない動画、オタク向けの動画が溢れてしまうことになってしまいます。 昨年のカテゴリー別のランキング、最近のカテゴリーの見直しなど、 コミュニティをうまく移動させたり、仕分けしたりと、 うまくやっているなぁと思っております。 が、やはり、まだまだ解決方法があるのではないかなと思います。 原因の仮説1 ひとつの原因は一番よく使われているランキングの計算方式が マイリストの増加率だということではないでしょうか。 はてなブックマー
●2000年代後半、ニコニコ動画、アイマス紙芝居・架空戦記 さて、ここまでの議論で追ってきた、物語の生産・受容の欲望と、それを表現する形式であるが、それは現在のどのような事態へとつながっているのか。二次創作小説のネットブームという物語の生産・受容の欲望で駆動する共同体の出現、物語の生産・受容の形式をゲーム化しつつネットコミュニティを形成しようとした先駆的事例であるCard Wirth、そして物語の生産欲望を流し込む形式であり、その形式の受容者を拡大してきた、エロゲーのビジュアルノベル、紙芝居的な形式。私はこの流れのひとつの帰結がニコニコ動画におけるアイマス紙芝居・架空戦記だと考える。まずは、ニコニコ動画をめぐる状況から確認しつつ、その理由を述べていこう。 2000年代後半のネットのインフラ状況としては、接続料の定額制とブロードバンド化がほぼ前提化し、新しいネットのメインコンテンツとして
retuner640 2012年8月までに私retuner640が書いたブログの跡地です。現在は主な記事の保管庫として使用しています。
クリプトンはドワンゴに対して本気の交渉を挑んでいる。初音ミクの商標の使用を許諾する権利はクリプトンが持っているわけだが、それだけではドワンゴと戦うにはちょっと弱い。話がここまでこじれるまで交渉を続けられたことが説明しにくい。 クリプトンが他にどんな権利を持っているのか。ヤマハの利用許諾契約にこんな文がある。Q5. このソフトで作成した音声データは、商用を含めて自由に扱えるのでしょうか? A5. VOCALOID ソフトウェア使用許諾条件では、基本的には商用を含めて自由にお使いいただけます(VOCALOID で合成した音声データを利用した楽曲をご自分の CD 等でリリースすることは問題ありません)。ただし、いわゆる着メロと商用カラオケは別途ご相談いただくことになっております。 http://www.vocaloid.com/jp/general_faq.html おそらく着メロやカラオケの音
http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20071212/1197437376 昨日友人とニコ動について話していたときのこと。 俺は基本的にコメントOFFで見るが、彼は時折コメントをONにするとのこと。その辺は多分2chなどの実況系BBSを楽しいと思うか否かだと個人的には判断した。俺はリアルタイムできゃあきゃあ言い合うよりは、その後で「さっきのすごかったねえ!」と話をしたい方なのである。そういうわけでこの日記が成り立っているわけでな。 で、友人と話していて出てきたニコ動の欠点が「会話が成り立たないことが多い」 と言うことである。 コメントの中に「これ何?」みたいなのがあっても誰かが答えている状態と言うのはあまり見られないし、コメントは基本スクロールしていくのでそんな疑問は他の「キター」などと言う言葉の渦に埋もれていってしまう。 その点、2chなどの実況なら過去ログが残るの
DTMソフトとしては異例の大ヒットを飛ばしたVOCALOID2「初音ミク」。かつてのフォルマントシンギング音源の「歌」と自称するうめき声と比べれば、VOCALOID2「初音ミク」の合成音声はまさに歌声と呼べるにふさわしいものであり、21世紀における技術の正当な(?)進化を感じさせるものであった。その音声データを別のサンプルの人に変えた第2弾の「鏡音リン・レン」が12月末に発売予定である。「初音ミク」のヒットを考えればいやがおうにも期待は高まるし、第2弾のヒットも間違いないと踏んでいる人も多いだろう。だがこんなことを書いたら怒られるかもしれないが、「鏡音リン・レン」は壮大にコケる可能性が高いのではないかと思っている。優待販売を行わなかったのはマンパワーの問題としても、価格を下げなかったのは市場規模がこれ以上伸びないことやブームの収束を懸念しているからだろうし、当初「鏡音リン」のみで発表された
ブログマーケティング 「映画・音楽の宣伝、「専門誌よりブロガー」」についたブックマークコメントが非常に興味深い。ブログマーケティングに対する閲覧者側のストレートな眼差しが出ている、と思うと同時に「何故そう思ったのか」を聞く絶好の機会だと感じたからだ。 幾つかピックアップしながら質問を書くので、良ければブックマークコメントやトラックバックなどで回答を書いてください。 id:partygirさんブロガーはむしろ情報量0で安易にほめる人が多い。たまに素晴らしいブログもあるってだけhttp://b.hatena.ne.jp/partygirl/20070904#bookmark-5772902個人的には「安易に褒め」たことは過去に一度もありません。partygirさんが私のエントリを閲覧していない可能性はあるとは思いますが。褒めることと記事の内容の良さというのは天秤にかけることは出来ませんよね。共
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