最近読んだ百合ゲーの中では一番面白かったかもしれない。あのコンセプトアートや古色蒼然としたあらすじから、青春部活動ものとしてぐいぐい読ませてくるなんて、そんなん考慮しとらんよ……。 かつてお嬢様学校と呼ばれていた歴史ある学校、 神楽原女学園。 この学校の筝曲部に所属する十六夜 鈴は 夏休み明けのコンクールに向け、仲間と共に 練習に勤しんでいた。 夏休みに入って間もないころ、箏曲の家元の娘、 皇 有華が突然転校してくる。 珍しいタイミングでやってきた転校生。 鈴の夢に出てきた有華そっくりな「お姉さま」。 そして、時を同じくして起きた奇妙な転落事件。 神楽原女学園に隠された闇が動き出す…。 前述の通り、購入前にまったく予想していなかったのが、筝曲部を舞台にした青春部活動ものとしての比重が非常に高いところ。しかもやたら熱くて完成度が高いという。あらすじにもある通り、主人公である鈴の周りで奇妙な事