非常に悲しいことだが、チベット人の焼身抗議は終りそうにない。中国政府の態度が変わるまで続く事であろう。 焼身したチベット人たちの叫ぶ要求はほぼ一貫して「チベットに自由を!ダライ・ラマ法王の帰還を!」である。これははっきりしている。しかし、外のチベット仏教に接したことのない人たちの中からは「仏教は自殺を禁止しているはずなのになぜ?」とその行為の目的ではなく、行為自体を問題としその善悪を判断しようとする人たちも多い。 では、彼らは一体どんな心境の下にあのような壮絶な死を決心したのか?このことに対し、以下に訳したソバ・トゥルク・リンポチェの遺言がある程度、代表して答えているように感じる。焼身したチベット人のほとんどは僧侶や尼僧、またはかつて僧侶であった人たちだ。チベット仏教との関連は間違いなく存在するのだ。 ソバ・リンポチェの遺言テープ <1月8日、ゴロ、ダルラにて焼身抗議、その場で死亡したトゥ