えっと。 もなみが鉛筆法という尺度について書いたその夜にセリカのところでSD法という尺度について書いてきて、まるで示し合わせてるみたいだとか実は仲が良いのではないかという、あらぬ誤解を招いたようですー。 そこで、この誤解を解くために、今日はSD(セマンティックディフェレンシャル)法について書きたいと思いますー。 そもそもSD法は1970年代に心理学の世界でもてはやされたのが、後にマーケティング手法として転用されて、1980年ごろには沈静化していたという古い仕組みですー。 なぜ一時注目を浴びたにも関わらず、あまり使われなくなったのかと言いますと、SD法には問題があるからなんですねー。 特に有名なものを幾つか紹介しますと、まずは形容詞の持つあいまいさー。 たとえば非常に心温まる物語を描いた氷の彫刻というものがあった場合、それを「冷たいという言葉を物理的に見て冷たい」と思うか「冷たいという言葉を